音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

子供の「本気の質問」には本気で応えてあげてほしい

子供が本質的な質問してきた時は同じレベルで応えてあげてほしい、でないと質問しない子に育ってしまいます

世の中には「聞いたほうが早い」ことも多々ありますので、それによってムダに時間を消費することにもなりかねません

 

子供は何か疑問に思うとまず親に質問します

小さな頃は「空ってなんで青いの?」なんて他愛のないものですから、テキトーに答えてもあまり問題ないと思います

「それはね太陽光が大気中のチリにぶつかると波長の短い青が・・」なんて言っても無意味なので「黄色かったら眩しくて上向けないだろ」「赤かったらお昼か夕方かわからないでしょ」なんて感じでいーんじゃないかな

 

この頃に大事なのは「親に聞けば答えてくれる」という経験をさせることで「ちゃんとかまってくれている」と感じて安心させてあげることです

ある時期から「なんで?」「どうして?」を連発するようになりますが、そこは大人の叡智を総動員してトンチで切り抜けましょう

 

その子が小学校に上がり社会生活を送るようになると、聞いてくる質問の「質」が変わり始めます

「どうして勉強しないといけないの?」などですね

そんな時に相変わらずはぐらかすような答えをしても、もう子供は納得してくれません

 

「勉強しないと立派なオトナになれないよ」なんて答えてしまいがちですが、子供のアタマでは「勉強」と「立派なオトナ」がつながらないので、まず納得してくれません

なので次に「どうして立派なオトナになれないの?」と質問が来ます

 

これなんて答えます?

「そういうもんなの。」なんて答えで会話自体を終わらせていませんか

 

それはちょっとマズイと思います

 

そう言われると子供は「これ以上聞いたらダメ」という雰囲気を察して黙り込んでしまいますが、決して納得したわけではなく「キチンと答えてくれなかった」という失望感が残ることになります

そして納得出来ないまま勉強を続けることになりますので、しばらくすると耐えられなくなりまた同じ質問をぶつけてきます

 

親は「またか・・」とウンザリして「学校で勉強しろって言われてるだろ」などと言いますが、そもそも「学校で勉強させられるのはなぜなのか?」を聞いているんです

 

低学年の頃は新しいことを覚えて褒められるのが楽しかったけど、覚えることが増え生活の多くの時間を勉強にアテなければならなくなった頃にふと「なんの意味があるんだろう」と逃げ道を見つけてしまうんです

 

そんなときに「そういうもの。」なんて答えで納得できるはずがありません

 

そんな薄っぺらいタテマエではなく「勉強することの意味」が知りたいんだし、勉強することで「何がどうなるのか?」を教えてほしいんです

 

こんな「マトモに答えない」ことを繰り返すと、そのうち子供は質問をしてこなくなってしまいます

それは「静かになった」「いい子にしている」なんてことではなく、「聞いてもムダ」「親はわかってくれない」とただ諦められてるだけです

 

そうやって「何を考えてるのかわからない子供」が出来上がるんですね

 

本質的な「本気の質問」には本気で応える義務があると思うんです

もしこれまでの人生でそんな本質的なことを考えたことがなく「即答できない」のであれば、この機会に子供と一緒に考えるべきです

 

絶対に逃げるべきではありません

 

子供にとって大事なのは「答えてくれる」ことより「応えてくれる」ことです

「今まで考えたことなかったな。一緒に考えようよ、○○はどう思う??」と聞かれて嫌な気持ちになる子供はいないはずです

 

「わからないから質問してるのにそんなのわかんないよ」と言ってくるかもしれませんが、子供が求めているのは「対話」なのでなんの問題もありません

そうやって親子で一緒に取り組めば、たとえ答えにたどり着かなくても信頼関係を築くことができるんです

「自分の意見を大事にしてくれている」という経験をさせてあげるのは、その後の人格形成に大きな影響を与えるはずです

 

でも親も忙しい

なかなかじっくり時間をとれない場面も当然あるでしょう

 

そこは踏ん張ってほしいところです

 

その日はムリでも「ごめん、今日はムリだから明日の晩にしよ」「それまでにお前も自分で考えておいてくれ」と伝えて、その約束は死ぬ気で守る

 

それでいーんじゃないでしょうか

 

親だって人間です、どうしようもなく疲れてる時もありますよ

そんなときにメンドクサイ質問をされるとイライラして「ごちゃごちゃ言わず黙って勉強してよ・・」なんて思ってしまいがち

 

でもそのイライラをぶつけられると子供は委縮してしまうんです

 

子供は親に対して非常に寛大なので、一度や二度では見放したりはしません

でも何度も何度も「投げやりな答え」を投げつけられると、その子はもう親に対して期待しなくなってしまいます

 

その時に別のオトナ、たとえば教師が親身に応えてくれれば「親にだけ質問しない子」に育ちます

教師も投げやりだと「もう誰にも質問しない子」になってしまいます

 

そうなってしまうと子供は何も話してこなくなりますので、それに焦って「学校はどう?」「わからないことは何でも聞いてこい」なんて言われても、うすら寒いだけなんです

 

今はネットがあるので検索すれば膨大な情報にアクセスすることができます

でもあの膨大な量の情報から「本当に知りたい本質的な答え」にたどり着くのはかなり難しいでしょ

子供にはまずムリなんじゃないかな?とんでもなく偏った情報を簡単に信じ込んでしまいそうです

 

「ネットの悪影響」「ゲームの暴力性」なんて騒ぐ前に、親がちゃんと応えてあげましょーよ

それは親としての義務だと思うんですよねー

 

繰り返しますが、大事なのは「本気で応えてあげる」ことです

 

僕自身も「誰にも質問しない」人間なので、ちょっと思ったことを書いてみました

 

ではでは