音楽とか、考え事とか

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日々考えたことを書いています。

PAELLAS はオシャレなのにボーカル MATTON さんは本音レベルが突き抜けている

PAELLAS(パエリアズ)というバンドをご存知でしょうか?

まずはこちらを聴いてみてください

www.youtube.com※最新曲ではないのですが個人的に好みなんです

 

どうですか?オシャレでしょー

ブルーノートテキーラトニックでも楽しみながら聴きたい感じです

 

こんなオシャレバンド「PAELLAS」ですが、実はフロントマンの MATTON(マットン)さんは岸和田出身なんですよ

そう、あの「だんじり」で有名な「漢(おとこ)の町 岸和田」です

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この2つの動画、ふり幅がすごいと思いませんか?

オシャレなクラブミュージックと男臭い祭りばやしって、同じ男性が奏でる音楽としては対極に位置してるように思います

 

昔、岸和田で働いていたことがあるのですが、こんなオシャレな音楽には一度も触れたことがありません

なんせ岸和田といえば、乗せてもらった車のステレオから祭りばやしが延々と流れてたり、どの車にも内窓に法被(はっぴ)のアクセサリーがついてたり、地域限定で大人気の「IKECHAN」という「だんじり系ミュージシャン」までいらっしゃるような地域です

 

そんな町に生まれ育ちながら、よくこんなオシャレな音楽を生み出せるもんです

 「だんじりは中学まで引いてた」「その後音楽に目覚めた」「(だんじりは)片手間でやれるような甘い世界じゃない」とおっしゃっていましたので、早い段階で男臭い世界から離脱したのがよかったのかもしれません

 

ですがそこはやはり関西系ミュージシャンの MATTON さん、喋るとめちゃめちゃ親しみがあるんです

 

以前出演されていたラジオで「歌い始めたきっかけ」を聞かれていたんですが、フツーなら「子供のころから歌うのが好きで・・」「親が音楽好きで家でずっと音楽が流れてて・・」なんて答えが多いんです

歌うことが好きで「気づけば自然に歌っていた」ってヤツですね

 

フォーマット化されたように多くのボーカリストがそんな風に返答します

これって「好きだからやってる」というのはモチロン真実なんだと思いますが、批判されることもなく核心っぽいことを語れる「便利で表面的な本音」なんです

 

でも MATTON さんはちがいます

 

学生の頃に音楽の授業で合唱していた際に「あれ?オレって歌うまいんちゃう?」と気づいたそうなんです

さらに「これは歌うべきなんちゃうやろか・・」と考えて歌い始めたとのこと

 

本音のレベルが違いますね、もう一段深い「本質的な答え」、やっぱ関西人はこうでないとねー

 

だってホントのところはみんなそうでしょ?

歌ってみたら気持ちよかっただけでなく「周りの評価も上々」なので、カラオケに通ったりバンド組んだりして歌っているうちに「これでやっていけるかも・・」ってなったんじゃないの?

 

それを正直に言えるのって、スゴイことだと思います

 

フォーマット化された返答って、どこに出演しても同じような質問をされて、何度も何度も同じ返答をしているうちに角が取れて出来上がったんだと思います

でもそんな「アリがちな答え」を聞いていても「またか・・」って感じで面白みがありません

そこで踏ん張って一段深い本質的なことを言えると「一目置かれるようになる」のかもしれませんね

 

音楽に限らずコミュニケーションの本質をついている気がします

 

そんな本音系関西人 MATTON さんが率いるオシャレバンド「PAELLAS」、これからも目が離せません

 

ではでは

  

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余談ですがラルクアンシエルHyde さんも関西出身で、関西のラジオに出演されたときはバリバリの関西弁で超本音トークをしています

東京で見せる顔とはおそらく全く別物なので、ファンならラジコのエリアフリーで聴く価値があると思いますよ

radiko.jp