ここのところ電子書籍が便利でスマホ読書が当たり前になっているのですが、大好きな東野圭吾さんの小説はその大半が電子化されていません
なので先日久しぶりに紙の本を読んで改めてそのデメリットを感じました
物質としての質量があるので持ち運びに面倒、重い、鞄の中で邪魔、読む際に両手が塞がってしまう・・・
などなど色々ありますが、その最大のデメリットは「残りのページ数がわかってしまうこと」だと思います
特に終盤では、事件が解決しているのにまだ左手に持つ本に厚みがあれば「まだ真相があるな」ということがわかってしまいます
さらにその隠された真相が明らかになってもなお厚みがあると「お?まだなんかあるのか?」となります
まあそれを計算して読者を楽しませるのが作者の技量だとは思うのですが、先の展開に予測がつかない方が楽しいに決まっています
そもそも電子書籍にはページ数という概念がありません
文字の大きさを変更するとそれによって変化するからです
しかも画面をタップしない限りインジケータも表示されませんので、その物語があとどのくらいあるのか?がわからず純粋に楽しめるんですね
これが電子書籍の最大のメリットだと思います
ただこれは楽しみ方の種類によると思います
ただ純粋に物語を楽しみたいのならページ数がわからない方がありがたいですが、ミステリーを読むことを「作者との知恵比べ」と捉えるならそこまで問題ではなさそうです
まだページがある
↓
ってことはアレが明かされるんだな
↓
ヤッパリ!
or
そうだったのか!!
なんて楽しみ方もできそうです
それはそれで楽しそう
でも僕はやはり純粋に物語を楽しみたい!
そこで思いついたのは、物語の半分ぐらいで「この先は本を逆さに向け巻末からお読みください」なんてのはどうかな?
つまり後半は印刷を上下逆さにするんです
そうすればラストがページの真ん中あたりになるので、残りのページ数がわかりにくい
と思ったらこんな素人の考えなど足元にも及ばない小説がすでにあったんですね
https://www.amazon.co.jp/N-道尾-秀介/dp/4087717666/ref=nodl_?dplnkId=545eb9f7-1f55-44ef-8e41-1d1ccba27ac9
さすがプロ!
次はこの方の小説を楽しみたいと思います
ではでは