音楽とか、考え事とか

音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

医療機関とは主体的に付き合おう!

先日から頻繁に歯医者に通っているのですが、行くたびにいろいろと思うことがあります

というのも、ぼくが通っている歯医者は夜おそくまで営業しており、複数名の歯科医、歯科助手がおそらくローテーション勤務をしており、その度にどの人に当たるかワカラナイんです(指名もできません)

 

なので、毎回担当医が変わるため自然と比べてしまうんですよね

何をか?っていうと技術よりもむしろ接客レベルです(接患者?)

 

歯の治療って患者からは作業の様子がわからない上に、口の中ですさまじい音を立ててドリル音や掘削音が鳴り響きますので、大人も子供も関係なく「とりあえず怖い」んですよね(オトコラシサナンテカンケーネーヨ)

なのに「今何をやっているのか?」をちゃんと説明してくれない歯科医が多すぎると思うんです

 

自分の口の中で「キュイーン、ガガガガ、ゴッゴッ、ゴゴッ」なんて音が鳴り響き、場合によっては痛みでビクッ!となってしまうんですから患者の頭の中は「早く終わってくれ」という考えでいっぱいです

 

まだ30秒ぐらいしか治療していなくても「いつまで削るんだ?」なんて思ってしまいがちで、黙々と作業を続けられると「まだ削るのか?ちょっと削りすぎなんじゃないのか??」なんて不信感がむくむくと湧いてきてしまうんです

 

もしその時に「ちょっと奥のほうまで削りますね」「もうちょっとです、頑張ってくださいね」なんて言葉があれば「配慮してくれている」と感じて「ちゃんとやってくれてるんだー」と安心することができるんです

 

この差、かなり大きいと思いませんか?

 

削るほうは「日常の作業」なので何も感じませんが、削られるほうは「非日常の時間」なのでとにかく落ち着きません

ただでさえ「削られる恐怖」を感じているのに細かい説明を省略して恐怖を増幅しないでほしい

 

「今、歯の側面を削っています」

「隣の歯は大丈夫そうなので触りませんね」

「思ったより奥まで虫歯になっていますので、もうちょっと削ります」

 

そんなことをつぶやきながら治療を進めてほしいんですよねー

 

さらにそういった配慮ができない歯科医は得てして治療説明も雑で、質問をしても要領を得ない答えが返ってくることが多い気がします

痛みで全身がビクッ!としても「痛いですか?今メーターで測ってるんですけどね~」なんて言ってきたりする

「メーターって何?」「何を測ってるの?」と思ってもこっちは口を開けたままなので質問することもできず、そのまま治療は続いていきます

 

ひと段落したときに「すでに神経を抜いているのに何でこんな痛いんですか?」と聞いても「ちょっと炎症を起こしているみたいですね~」なんて言ってきたりする

痛みを感じる神経を抜いているのになぜ炎症の痛みを感じるのか?を聞いているのに、それ以上質問する気が失せるような答えしか返ってこないんです

答えを聞いたところで痛みがなくなるわけでもないので「もういいや」となってしまいます

 

歯の奥が痛いのなら炎症を起こしていることぐらい想像がつきます

「なぜその痛みを感じるのか?」

「これはよくあることで問題ないのか?」

「もしかしてマズイ状態なのか?」

そういったことが知りたいんですよ、なんでわからないのかなー

 

これは想像ですが、歯医者は生命に直結しない治療なのでインフォームドコンセント(以下IC)の導入がまったく進まず「昭和の感覚」のまま営業しているんじゃないのかな

「患者は医師の言うことを黙って聞いてりゃいい」ってやつですね

 

外科などは医療訴訟の増加によりICの導入が必須となりました

でもそれは「仕方ないから」という動機が大きく、患者のためというよりは訴訟リスク回避の意味が強いように感じます

 

実際、家族が手術をする際に担当外科医から詳細な説明を受けましたが、最後の最後に「まあこんなの昔なら『じゃあ切りますね』の一言で終わってたんですよ?」と本音を漏らしていました

ようは「しゃあないから説明したってるけど他に選択肢ないで?」ってことで「それ言っちゃダメでしょ」と思いながら聞いていました

 

クレームにおいて「相手が感情的になり理屈が通じなくなる」のが最も怖い状態なのに、医師はあまりに特殊な世界で生きているせいで一般的なリスクヘッジの感覚を持てないんだなー、ということを学んだ出来事だったんです

 

命を預かる外科医でもこんな状況なら、歯科医はもうしかたないのかな?

そんな甘い感覚のままいい歳になっているのを見ると、いろんな意味で怖くなってしまいます

 

「相手の立場になって考えなさい」というのを小学校で教わったと記憶しています

つまり「小学生レベルの心構え」ってことなんですよね

それができてないってのは、歯科医以前にオトナとしてどうなんでしょう

 

現在通っている歯医者はなかなかにアタリハズレが大きいので、あまりにハズレが多くなってきたら別の歯医者に変えようと思っています

 

まあでも、以前に通っていた歯医者よりはマシかな?

そこは治療経過を患者である僕が把握しておく必要があり、こちらからその日の治療を説明する必要があったんです

 

「よろしくお願いします」から始まって

「本日は・・ええと・・・」となるので(歯科医がですよ)

「前回はここまでやりました、今日はこの部分です」と僕が説明し

「ああ、そうですね、カルテに書いています」なんてやりとりを毎回していました

 

おいおい、パッと見てわからないカルテってどんなのよ?

書き方やフォーマットを統一してないからそんなことになるんだろ

 

なんてことを毎回思っていました

 

そういえば持病で通っている病院の担当医もかなりヒドイな

なんせ処方する薬の量を僕のほうから提案していますからね

 

「いま症状がこんな感じなので〇〇は一日4錠、××は週に5日で各一錠でいいのでは?」

「ああはいはい・・〇〇が4錠・・××が週5で一錠ね・・」なんて言いながらカルテを打ち込んでいます

 

そんな診察で金とるなよ!っていっつも思っています

こんな医師ばっかなのか??

 

まあでも、医療機関と主体的に付き合うトレーニングにはなっているので、「先生にお任せします」なんて言葉を吐かなくて済むようになれますね

 

以上「物事のいい部分に目を向ける」という考え方でしたー

 

ではでは