音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

転売防止策は空き巣対策に似ている

先日は高額転売についてつらつら書きましたが

 

rikutukoneo.hatenablog.com

 防止策をアレコレ考えてみると、空き巣対策にちょっと似てるんですよね

 

空き巣対策で最も重要なのは「侵入するのが面倒なので他に行ってもらう」ようにすることです

 

順番に考えていきましょう

 

大きなお宅や高級車が停まっている家はお金持ちであることが外観からわかりますが、金目のものが自宅にあるかどうかは侵入してみないとわかりません

苦労して侵入しても現金や換金性の高いものが見つからないと売上が上がりませんし、こういったお宅はホームセキュリティに入っていることも多く、泥棒さんからしてみるとリスクとリターンが合わない可能性があるんですね

 

なので心理的には「簡単に侵入できる家」を物色する傾向にあるはずです

 

逆に言うと、侵入するのに手間取りそうな印象を与えれば、その家をターゲットにする可能性が低くなるということです

その対策は簡単で、窓のクレセントに錠を取り付けたり、玄関ドアにカギを追加したり、歩くと音が鳴る砂利を庭に敷いたり、感知センサー付き防犯カメラを設置したりすれば、外観を見ただけで「面倒くさそう」と思ってもらえます

 

それなら「なんの対策もしていない隣に侵入するか」と思うのが人間の心理です

かかる費用は数千円~数万円程度ですので費用対効果は非常に高いと言えます

 

「自分だけ無事ならいいのか?」という意見もあるかもしれませんが、それなら皆が防犯対策をすればいいんです

が、そうはなりません

日本は治安がいいので防犯意識が低く、よくいえば牧歌的だからです

「ウチなんか入っても盗るものないよ」なんていいながら何もしない人が大半です

 

繰り返しますが、侵入しないと売上はわからないんです

外観で貧乏に感じるお宅は日本には少なく「盗るものないよ」というのは素人が勝手に言っているだけのタワゴトに過ぎません

 

単に対策をとるのを面倒臭がっているだけなんですね

 

そんな意識の低い大多数に気を使うことはありません、気づいた人から対策をとっていきましょう

 

チケット転売問題も同じだと思うんですよね

 

「ファンクラブ入会による本人確認」「電子チケットで譲渡できないシステム」「入場時のIDチェック」などをキチンとすれば、少なくとも自分たちのファンは守れます

転売屋さんもそこまでのシステムをかいくぐって転売するのは面倒なので、他の「もっと簡単に転売できるチケット」に行ってくれるはずです

 

なぜしないのか?

そう、危機意識が低く牧歌的だからです

 

「そこまでしたくない」「悪いのはごく一部で大多数は真面目なファンだ」

そういって対策を取らないと結局泣くのはファンなんです

 

「ファンでないとチケットを買えなければ新規ユーザーが増えない」というのも真理で、新規を増やさないと裾野が広がらずにいずれ衰退してしまいます

それなら枚数の10%程度は転売可能なフツーの方法で販売するのがいいんじゃないかな

 

当然、争奪戦になりますので手に入らなければ転売チケットを買う羽目になりますが、例えば転売チケットが「定価+1万円」でファンクラブが「4500円/年」なら次回からはファンクラブに入会してチケットを手に入れようと考えるでしょう

 

転売価格はそのための勉強代と考えればいいと思います

 

「高校生100人を無料招待!」なんかもいいかもしれませんね

新規を増やす方法なんて、素人の僕でもいくらでもアイデアが浮かんできます

 

プレイガイド側にも相応の対策を求めるべきだと思うのですが、1アーティストがどうこうできる問題ではないでしょう

まずは自分たちが対策をとって、それでキチンと運営できることを知らしめることが大事だと思うんです

それによってコストが増大するのなら、チケット価格に反映しても仕方ないと思います

 

「高額転売防止のコストが増大しており、チケット1枚あたり500円の価格アップになっています」

と、ちゃんとアナウンスすればヤイヤイ言うファンもいないでしょう

 

SNSで批判する人間はおそらく転売屋さんです

 

そうやってまずは自分たちが対策を取り、転売屋さんのターゲットから外れることが大事です

すると、なんの対策もしていないチケットに転売屋さんが集中するようになり、皆が対策を取らざるを得なくなります

 

周りも対策をとって横並びになると、また一歩先に進めばいいんです

それに追随する形で業界全体が動くようになれば「全体的な転売防止レベル」が高くなっていきます

 

防犯はすでに個人宅では限界があり地域で防いでいく時代に入っています

それぞれの家の監視カメラが「お互いの死角を補いあう」といった形で地域全体で防犯性を高めています

 

泥棒さんもわざわざそんな「危険な地域」で仕事をする必要もありませんので、なんの対策もとっていない地域に行ってくれるんですね

 

音楽業界もそれならってみていいのでは?

 

ではでは