近所の駅前に少し前にできたパン屋さんに行ってきたんだけど、ちょっとビックリすることがありました。
「現金のみに対応」「レジがセミセルフで一台のみの設置」だったんです
ぼくは基本的にキャッシュレスなので「カード使えますか?」と精算時によく聞くのですが、そのお店はできてまだ1年足らず、どう見ても個人店ではなさそう、しかも大きくて立派なレジを備えていたので、何も聞かずにクレジットカードを出したんです
すると
「すみません、現金のみなんです」とのこと
「あ、そーなんですか?」と、慌ててお金を出すと
「あ、セルフレジなんです」
「え?」
「そちらの投入口にお金を入れていただいて・・」
「・・ああ、ここですね」
と、大きな液晶画面のあるセルフレジ機の投入口にお金を入れました
・・・・・・・・・
一瞬の間のあと
「画面の精算ボタンをタッチしていただいて・・」
と言われ、またまた慌てて画面をタッチして、やっとのことで会計が終了しました
まあ不慣れなぼくが悪いんですが、同じようにモタモタしてしまう人もきっと居るんじゃないかな
まさかこんな新しいお店のレジが「現金対応のみ」で、レジが一台しかないのに「セルフ支払い」だとは、想像もしませんでした
これってどうなんでしょう?
郊外の小さな街で高齢化が進んでいるので、現金客が多いのはわかります
だからといって現金以外に対応しないってのは、ちょっと意味がわかりません
お金に対する意識の高い人って大体キャッシュレスですが、現金のみ対応ってことはそういう人に来てほしくない、ってことなのかな?
またセルフ支払いのレジは「小銭を出すのにモタモタして行列を長くする」お客に対する対策だと思うので、それなら1機だと意味がありません
そこでモタモタされると同じことだからです
ぼくみたいに不慣れな人も多いでしょうから、フツーに店員さんが会計するよりも余計に時間がかかることも結構ありそうです
スタッフがお金を触ることで「手を汚してしまう」ことに対しての衛生面での対策には効果的だと思いますが、今どき素手でパンを扱うお店なんてありませんよね
そんなに広くないお店なので2機設置するスペースがないのかもしれませんが、このスタイルだと「朝の出勤前にパンを買うのはリスクが高いな」と感じました
これって結構とりこぼしが多いんじゃないかな
「休憩時間に買いに行くのが面倒だから通勤途中でパンを買っておく」という需要も一定数あると思うだけど、
「朝は他の客が誰もいないか確認しないと(電車に乗り遅れるかもしれないから)怖くて入れない」なんて、駅前のパン屋さんの店作りじゃないでしょ
なら、帰宅ラッシュの時間に売上をたてるつもりかというと、20時閉店なのでそれも違いそう
なぜこの方式を採用しているのか、いくら考えてもわかりません
しかも来月の10月からは「キャッシュレス決済ポイント還元」が始まるので、巷では今になって慌てて導入するお店も多いです
さらに、いろんなメディアで特集もやる(もうやってる?)でしょうから、一時的にとはいえキャッシュレス決済が盛り上がるはずなんです
そんな中、現金のみで1機のみのセルフレジ・・
「現金が大好き」で「時間があり余っている」高齢者専用のお店を目指してるのかな?
まあ経営方針は自由ですが、飲食店の閉店率はすさまじいようなので頑張ってほしいもんです
ではでは