音楽とか、考え事とか

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日々考えたことを書いています。

インド映画「PK(ピーケイ)」は宗教に対するモヤモヤをクリアにしてくれるサイコーの映画

もし「宗教とはなにか?」と質問されたら

簡単な言葉で簡潔に答えられますか??

 

「神様を信じること」

「心の拠り所」

 

なんてキレイな言葉しか浮かんでこない人には、こちらの映画がオススメです

 

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インド映画なので上映時間がちょっと(かなり?)長いのですが、テンポのいいコメディです

 

そして、宗教を徹底的にこき下ろしててメチャメチャ面白いです、大笑いします

 

宗教に興味がない人が多い日本ならいざしらず

多民族、多宗教国家のインドでよくこんな作品を発表できたもんですね

 

怖くないのかな?

監督も俳優もその勇気に感服します

 

物語はおバカな感じで進みますがそのテーマは非常に本質的なことで、見終わったあとには「宗教とはなんなのか?」を文章化できるレベルで理解できると思います

 

今まで「そんなこと考えたことがない」という人はきっと目からウロコですよ

 

繰り返しますが、日本人は宗教に関心がない人が多いイメージですよね

冒頭に書いた「宗教とは神様を信じること」も、ぼく自身がなんとなく思っていたことです

 

でもそれって実は「信仰心」のことですので宗教とは全くの別モノ、

それら2つをごちゃ混ぜにして、その本質を見失っているだけなんです

 

得てして宗教団体側は「意図的に」混乱させようとしてきますが

「それはなぜなのか?」彼らの目的をよーく考えてみましょう

 

ぼくはこれまで宗教に対して曖昧なイメージしか持っていなかったのですが、この映画を見て、その本質がものすごくクリアになりました

 

改めて問いますが

 

「宗教とはなんなのか?」

 

スパッと意見を言いきれない人は、まずは映画を見てください

そこには明確に答えが描かれています

 

さらにこの映画の面白さはそれだけにとどまりません

 

インド映画は、私たちが普段よく目にしているハリウッド映画や邦画とは全くの異質で「お約束」が通じません

つまり、次の展開がまったく読めないんです

 

これが新鮮でものすごく楽しい!

 

例えば男女が出会ってお付き合いが始まるとします

そんなときハリウッド映画なら軽快なBGMにのせて、デートシーン、食事のシーン、じゃれ合っているシーンなどがフラッシュのように次々に映し出され「こんな風に二人は愛を深めていった」という演出になりますよね

 

でもインド映画は違います

 

フラッシュのように次々シーンが変わっていくのは同じですが、BGMはそのカップル2人の歌声なんです

シーンに沿った愛を歌う歌詞で、カップル二人がそれぞれのパートに分かれて朗々と歌い上げながら進んでいきます

他にも突然フラッシュモブのように大勢で踊りだしたりするし、ミュージカルの要素がふんだんに盛り込まれているんです

 

それ以外にも「いい違和感」が随所に散りばめられており、笑いも感動も含めて新鮮な驚きにあふれています

ぜひ何の検索もせずにまっさらなキモチで見てください

 

そうすれば見終わった時にきっと

「本当の意味で」上記を理解していただけると思います

 

 

さて、 インド映画は上映時間が長いことで有名ですが、こちらの映画もやはり153分もあります

 

長っ!

 

でも中ダレすることなくテンポよく物語が展開していき、退屈に感じることはまずありません

ただ、さすがに途中でトイレ休憩は取りたくなりますが、そこはさすがのインド映画!

中盤あたりで画面に「引き続きお楽しみください」というテロップが出るので、そこで一時停止すればOK!

 

そんな映画見たことあります??

 

そのタイミングでトイレに行ってね、ってことなんですね

実際にインドの映画館ではこのタイミングで休憩を挟んで2部構成にいるようです

 

・・長くなりました

 

まとめますね

 

宗教に対する本質的な答えを描いており、斬新な演出で新鮮な驚きに溢れ、上映時間の長さを考慮して休憩タイミングまで配慮してくれている・・

 

 

そんな映画です

 

見終わった後はいろいろ思考が回りだすハズですので、余韻もバツグンですよ!

 

ではでは

 

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