音楽とか、考え事とか

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日々考えたことを書いています。

期待以上の仕事をしたのに不信感を抱かれた話

ずっと以前、10台後半の頃の話なのですが、小さなガソリンスタンドで働いていた時期があります

 

僕は商品の販売が苦手なタイプなのですが、スタンドで行うような軽整備なら作業の速さには少しばかりの自信がありました

 

そのことは一緒に働くメンバーも認めてくれており「大急ぎでオイル交換をして欲しい」というオーダーが入った時に僕に担当がまわってきたんです

 

とにかくスピードが要求されていましたので、余計な点検や関連商品の販売をやめ出来る限り早く仕上げたんです、時間にして5分ぐらいです

 

オイル交換作業をしたことのある人ならわかるのですが、エンジンがある程度温まっていてオイルがドロドロしていなければ、上から抜こうが下から抜こうがこれぐらいの時間で完了するんです

 

抜いている間に指定のオイルをジョッキに入れて準備をしたり、別のスタッフに次回交換目安のステッカーを作成してもらったり、

 

普段ならピットを散らかさないように使用した工具を片付けながら作業をするのですが、それも省けば最大限まで早く仕上げることができます

 

そして作業をソッコー終わらせて会計を別のスタッフに任せ、ピットから車を出してオイル量の最終チェックなどをしていると

(昔はスタッフが車を移動していたんです)

「え?もうできたの??」という声が聞こえてきます

 

それを聞きながら「どうだ!」と心のなかで得意になっていると、そのお客さんは「・・・ホントに交換したの?」といい出したんです

 

ビックリしました

 

顔は笑っていましたがツッコミ待ちでわざと言っている風ではなく、明らかに不信感がにじみ出ています

 

「とにかく急ぎで!」とオーダーしておきながら、想定以上の速さで仕上がると不信感をもつ・・

 

こんなしょうもない人がいるんだな~、と非常に勉強になりました

 

会計しているスタッフは「ちゃんと替えてますよ~」とにこやかに対応してますが、実際に作業をした僕は内心穏やかではありません

 

ムキになってオイルゲージを見せてオイルがキレイになっているのをこと確認してもらったり、散らかったままのピットを見てもらったりしたのですが、なにをどう説明しても「ああ、うん、ありがと」と表面的な返事だけで、結局最後までキチンと納得した感じはなくそのまま帰っていきました

 

僕が10代の若者でガソリンスタンドのイメージが今よりも悪い時代だった、というのも不信感に拍車をかけていたんだと思います

 

今にして思えば受付の段階で「急ぎですか?では10分で仕上げますね!」と伝えればよかったんですね

 

でもまさかこんな反応をされるとは夢にも思いませんでした

 

「そんなに不信感があるんだったら作業を見に来いよ」とその当時に思ったのですが、それは歳を重ねた今でも変わっていません

 

そして、自分は同じことはしないでおこうと今でも強く思っています

 

 

以上、くだらない大人に幻滅した話でした

 

ではでは