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理屈こねおの理屈をこねるブログ

日々考えたことをこねくり回して書いています。

「やりたいことを仕事にする」とはどういうことか

「好きなことを仕事にする」

これ賛否両論ありますよね

 

好きな事ならどんな苦労も乗り越えて頑張ることができる

っていう意見と

大好きなハンバーグを毎日食べるようなものでいずれ飽きてしまう

という意見があります

 

どっちも正くてそのとおりだと思いますが

どちらも「好きなこと」を大雑把に捉えすぎじゃないのかな、って思います

 

好きなことは突き詰めて行くと仕事の種類みたいな大きなくくりじゃなく

もっともっと細かい「それだけでは食っていけない」ようなものになります

 

今、自分がしている仕事を振り返ってみてください

やっていて楽しいのは1割ぐらいで残りの9割はルーティンワークじゃないですか?

(ルーティンが10割の人はいろいろよく考えましょう)

 

あなたの仕事が特別なわけじゃなくてどんな仕事でも大体そんなもんです

楽しいことは全体の1割で他は淡々とこなす作業になりがちです

 

好きなことを仕事にしてもこれは同じです

 

「自分のお店を持ちたい」という夢が叶ってもやってることは毎日の煩雑な作業ばかりだったりします

 

売上を上げるのはもちろんですが従業員の管理や人員の確保、仕入先との交渉、競合の調査、在庫の管理、クレームの処理など、やるべきことは山のようにあります

 

特にお店を初めて1年ぐらいは商売を軌道に乗せるために昼夜を問わず働くことになります

それでも半分のお店は1年もたずに潰れてしまいますから厳しいですよね

 

そうならないように毎日必死に働いて働いて、ふと気づくと

「ホントにこれが自分のやりたかったことなんだろうか・・」

なんて思うこともあるでしょう

 

これも同じことで

 

本当は「やりたいこと」というのは「お店を持ちたい」なんていう漠然としたものではなく

もっと突き詰めて考えないといけないんです

 

販売が好きなのか、交渉が好きなのか、管理が好きなのか

自分は一体何がやりたいのか、何をやっている時に夢中になるのかを細かいところまで把握しておく必要があります

 

そうすれば毎日の煩雑な作業の中でも

「自分は大好きな販売をするために、今この在庫管理をしているんだ」

と捉えることが出来ます

 

「やりたいこと」をモチベーションにして「やるべきこと」をこなしていくことができるんですね

 

これがないと「こんなはずじゃなかった感」に飲み込まれそうになってしまう

そうすると次第に何も感じなくなってしまい

世の中から「好きなこと」がひとつ無くなってしまうハメになります

 

「やりたいこと」の為にいかにして「やるべきこと」をさっさと片付けるか、が大事なんですよね

それもただ早く片付けるだけでなくクオリティの高さも求められます

 

だって

 

戦略を練るのが好きで企画をバンバン打ち出すのに

人員の管理をキチンとせず無理なローテーションで回してスタッフが疲弊したり

 

売上にこだわってるのに在庫管理が雑だと忙しくなった時に在庫切れになって

販売チャンスを逃したり、逆に仕入れすぎて売り切れず廃棄することになったり

 

そんなことが続くと「やりたいこと」うんぬんよりも商売自体が揺らいでしまいますよね

 

「やるべきこと」はさっさと終わらせるのが大事なんだけどクオリティにも充分に気をつけましょう

 繰り返したりやり直したりするのが一番時間を取られますからね

 

そうやってルーティンワークはさっさと終わらせて「やりたい」仕事を思う存分やるんです

 

このバランスがしっかりと管理できていれば

「好きなことを仕事にしたはずなのに・・・」

なんてことにもならないと思いますよ

 

なにより好きな仕事を思いっきりやるのって健康的ですよね

 

ちなみに

 

「やりたいこと」に集中できる環境だったらどうでしょうか?

例えば研究職なんかはそうですね

 

それで食べていけるならずっと好きなことをし続けられるように思えますけど

それも限られた期間限定の話だと思っています

 

研究を続けるには予算が必要ですからきちんと成果を出さないといけませんし

そんな簡単に成果が出るならそもそも専門の研究者なんていりませんよね?

 

だから成果が出なくても予算を取れるようにプレゼンなどの交渉が必要ですが

これも結局、研究に没頭するために交渉などの雑務をこなしていることになります

 

 

どんな分野の仕事でも結局「好きなこと」は1割ぐらいになると思っています

でもたった1割でも「好きなこと」を仕事にできているのは幸せなことじゃないのかな

 

「やるべきこと」が10割の人、結構いるんんじゃないですか?

それじゃ仕事が楽しいはずがありませんよね

 

好きなことを細分化して突き詰めてそれをするためにルーティン・ワークをバンバンこなしていきましょう

 

1割の楽しみのために9割の作業をこなす

 それが「好きなことを仕事にする」の正体じゃないのかな