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理屈こねおの理屈をこねるブログ

日々考えたことをこねくり回して書いています。

ライブって入り込みたいから現実に引き戻さないで欲しい

ライブって感動しに行ってるわけですからドップリのめり込みたいし

そうさせるのがステージのミュージシャンの役目だと思います

 

そうしないとハマってくれませんから収益に影響してきますもんね

CD売れないし

 

だからステージ上の人たちって興奮してのめり込んでいるファンを

現実に引き戻す行為はしてはいけないと思うんですよ

 

何の話かというと先日大阪で見てきたライブなんですけど

賞賛するわけじゃないのでバンド名は控えておきます

 

昨年ぐらいからFMでもガンガンかかるようになってきた

ZEPPクラスでワンマンができる若手のバンドです

 

ライブ初っ端からガンガンのアッパーな曲で会場を盛り上げ

僕も大いに歌って叫んで大興奮しました

 

あ、アラフォーが20代の若者に混じってワアワア騒いでいる様は

想像してはいけません

 

んで、ライブ中盤でMCの時間になって、どんなMCすんのかな~って見てたら

悩み事相談のコーナーをするとか

 

なんでも、以前にニコ生だかユーストだかで電話を繋いでやったのがすごく盛り上がったので

それをライブ会場でもやりたいということでした

 

この時点で嫌な予感がしました

 

というのも、悩み事相談というのは事前に相談者を選別しないと

ガチで重い悩みをぶつけられて嫌な空気になったり

ウケ狙いの相談にうまく返すことが出来ずシラケてしまったりするからです

 

でも、当然スタッフとも相談したうえでのことですし

大阪の気質を信頼してくれてのことでしょうから

 

見切り発車感はあっても盛り上がる勝算はあったんだと思います

 

んで、いさ始まるとなんとも微妙な感じでした

 

一人目は女性で「就活で内定がほしい!」というお悩みでした

 

切実だけど重くない、なかなかのスタートだと思います

さすが大阪人

 

これに対するメンバーの答えは

 

「え?就活?就活か~、オレ、やったことないからな・・」

「(ドラムに)お前わかんじゃね?就職してたし」

「どんな職種が希望なの?事務職?・・・事務職か~・・・」

「まあアレだよ、妥協せずに好きな仕事につくほうがいいと思う」

「妥協して、もうここでいいや!って決めちゃうより今年はダメでも、あ、今年ダメって決まったわけじゃないから・・・」

 

みたいな感じで相談に応えることも出来ず

かと言ってバカなことを言って会場を盛り上げるわけでもなく

ただ時間が流れていきます

 

最後はどうやって締めたのか覚えていないぐらいです

 

次の相談者は(って、まだ続けるの?って思ったんだけど)受験生男子で

「受験勉強をやめたい!もうしんどい!」ってのでした

 

これ、どう考えても場の空気を笑いの方に持って行こうっていう狙いで

「アホか!死ぬ気で頑張れ!」とバッサリ切ってドッと笑いを起こさせるのが正解だと思うんです

男子くんもたぶんそれをイメージしていたんじゃないのかな?

 

でもメンバーの反応は「やめたい?・・・やめたら・・・ダメだろ」みたいな

バッサリ切るでもなくかと言って気の利いた返しをするでもなく

なんとも中途半端な感じ

 

途中から男子くんの狙いを理解したようで

「なんで大学行きたいの?どうせアレだろ?4年間遊びたいんだろ?」

「オレもそうだった」

みたいに笑いに持って行っていましたが

瞬発力がないんですよね、反応に

 

その後も3人ほどに悩み相談をさせて、その度にバッサリ切るでもなく

違う視点の鋭い指摘をするでもなく、ただグダグダしただけでした

 

メンバーと直接言葉を交わせるのはファンにとっては嬉しいことですし

次は自分かも、という期待感で盛り上がった人も多くいたと思います

 

でも失礼ですが、僕にとってはかなり退屈な時間でした

しかも長い!30分ぐらいは時間をとっていたと思います

 

そこからライブ後半はまたアッパーな曲で会場は大盛り上がりだったのですが

僕自身は一旦盛り下がった気持ちを最高潮まで持って行くのが難しく

なんとなく不完全燃焼なライブでした

 

MCがあまり上手ではないバンドは数多くいますが(歌うのが仕事ですしね)

ここまで盛り下がったのは初めての経験じゃないかな

 

その原因を帰り道で考えていたのですが

現実に引き戻されたのがその理由じゃないかと思います

 

ステージ上のメンバーは20代半ばぐらいで、僕よりも15歳ぐらい若いんだけど

音楽に年齢なんか関係ありません

 

ミュージシャンはいい音楽を鳴らして、観客はそれを体で感じて一緒に盛り上がっていく

それがライブだと思っています

 

ライブって一つの作品ですからそれを作り出しているステージ上のメンバーには

どうしたってエンターテイナーな振る舞いを期待してしまいます

 

それが悩み事相談であっても

悩み事相談というツールを使って会場を盛り上げないとやる意味が無いと思うんです

 

相談者よりもっと高い視点での鋭い指摘をして会場をうならせるのか

相談そのものをバッサリ切って笑いを起こさせるのか

 

相談に応えるフリをして物販の宣伝につなげて笑いを誘ったり

自分たちの歌のタイトルとか歌詞になぞらえてうまく応えてみたり

「オレはわからないけど、コイツそう言うの得意だから」などと言って

突然他のメンバーにフッてアタフタする様子をみんなで笑うのか

 

そういうことを瞬時に判断して選択するスキルが必要なんです

 それがないのなら、こういった企画はムリでしょう

 

ファンの目は温かいですから

それでもいいところを見つけてくれて「よかった」と言ってくれます

 

でもそうではないファンも確実に居るんですよね

みんながみんな天使ではありません

 

 

今回は自分が熱くなっているステージ上のミュージシャンが

実は偏った社会経験した持たない未熟な若いニーチャンだったことを

まざまざと見せつけられました

 

こっちはいろんな経験のあるアラフォーですからね

 

それらの悩み事に対する自分なりの答えが瞬時に頭に浮かぶし

それはメンバーがウダウダやってる意見よりもよほど説得力があると思います

 

同世代のファンは頼りないメンバーに親近感が湧いたのかもしれないし

年下のファンは頼りなさが逆に可愛く映るのかもしれません

 

大多数に向けて対応するのは当たり前なんで悪いことじゃないんですけど

少数派から見ると残念だった


ま、それだけの話しです

 

せめて笑いに持って行って盛り上げて欲しかった

奏でる音楽はスゴクよかっただけにホントに残念でした

 

 最後まで盛り上がりたかったなー

 

ではでは