相変わらず毎日FM802を聴いているのですが
3月になると進学や就職で関西を離れるリスナーによる
「この春から関西を離れます。802が聞けなくなるのが残念です」
なんてメッセージをよく耳にします
これがいかに失礼なメッセージなのか、書いている本人が気づいていないことに哀しくなってしまいます
ラジオリスナーならもう知っている人のほうが多いはずの「radiko(ラジコ)」
スマホで(PCでも)ネットに繋がっていれば無料でラジオが聴けるアプリで、「エリアフリー」「タイムフリー」という、テレビでは考えられないような便利機能があります
どちらも画期的な機能なのですが、
エリアフリーは2014年の春に始まった「ラジコプレミアム」というサービスで、月額350円で全国どこのFM局(民放に限る)でも聴くことができ、これによって関西以外に住んでいても料金さえ払えば802を聴くことができます
つまり、お金さえ払えば「802が聴けない」なんてことは起こらないんです
(海外では聴けませんが、そんなメッセージは極稀です)
上記のメッセージってようは「カネ払ってまで聞かねーよ」ってことを言ってるんですよね
そんなことを、真剣にラジオ番組を作っているスタッフやDJに送りつけてるって・・
どんだけ失礼なんだか。
「いや、そんなアプリ知らなかった」
なんて言うのかもしれませんが、その程度にしかラジオを聴いていないってだけです
ラジコサービスが始まったのは2010年の暮れ、その当時はあらゆる番組やCMでことあるごとに告知していましたし、どのFM局のサイトに行ってもわかりやすい位置に、今でもずっとリンクが張ってあります
8年たった今では告知回数も減りましたが、過去のオンエアに触れる際や番組の最後には「聴き逃した方はタイムフリーで」と言うのが定型化していて、
ずっと802を聴いているのにラジコの存在に気づかないってのは、ちょっと考えられないんです
それでも気づいていないのだとしたら、普段からなんとなく流し聞きしていて、番組内容やDJさんの話すことにはマッタク興味をもってない、ということになります
それをわざわざメッセージで伝えてどうすんの?
それを見た制作側がどう感じるか、想像できないとか??
「ラジコは知ってるけどエリアフリーは知らなかった」
という意見もあるかもしれませんがこれも同じで、どうにかして聴こうとしていないからそんなことにも気づけないんです
802との別れを惜しむフリをして浅はかなメッセージを送ることで、自分がつまらない人間であることを露呈してるんですよね
ちょっと調べればわかることを知らないのは、仕方ないことではありません
ただ行動するのをメンドクサがってる、ナニゴトも人任せの好奇心のないショウモナイ奴なんです
エリアフリーが始まった頃は、そういったメッセージに対しては「エリアフリーというサービスがありますので、有料ですが、よろしければぜひ聴いてください!」とDJさんが必ず伝えていました
最近では「よかったらエリアフリーもありますよ」ぐらいの言い方になっており、いよいよ、それすら言わなくなりつつあります
もはや、どうせ言ってもムダなリスナーにクドクド説明する「時間の浪費」のほうを気にしているんでしょう
聴いてる方も「またか・・」と不快になってくるから、マジでカンベンしてほしいです
もう一つの便利機能「タイムフリー」ですが、こちらは2016年の秋に始まったサービスで、1週間以内なら全番組、どの時間帯でも聴きなおすことができます
(稀に聴けない番組や曲があるようです)
これによって「リアルタイムでないと聴けない」というラジオの常識を覆し、後からじっくり聴くことができ、どうしても聴きたい時にイチイチ録音する手間まで省いてくれています
しかも(公式ではないと思いますが)そのタイムフリー音源をダウンロードできるアプリもあり、後から気に入った部分をトリミングしてデータとして所有することができるんです
なんて便利!
業界が切羽詰まってくると本気のサービスが生まれる、ってことかな。
そんな本気レベルでサービスをしている民法FMラジオ業界に対して、あまりにも稚拙なメッセージを送りつけるのは、いくらなんでも失礼だと思うんですよねー
そんなことを思っています
ではでは