音楽とか、考え事とか

音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

カップリング曲まで好きになると音楽を深く楽しめるようになる

サカナクションの大阪オリックス劇場のライブに行ってきたのですが、ホントに素晴らしかったです

 

やっぱホールは音がいいですね~

 

選曲も演出も相変わらず素晴らしくって、サカナワールドをしっかりと堪能してきました

 

特によかったのがライブ中盤の静かな曲が続くパートで「壁~years~ネプトゥーヌス~サヨナラはモーション」と続くのですが、最初の「壁」で泣いてしまいました

 

実は昨年10月に(同じツアーの)大阪城ホール公演も参加しておりこの流れは全く同じ選曲だったのですが、その時に「ネプトゥーヌス」にものすごく感動してしまい「次にライブで聞いたら確実に泣くな」と思っていました

 

 んが、そこまでもちませんでしたね

 

それにしてもこのパート、とくに「壁」、会場を真っ暗にして演奏していたので音にものすごく集中できるんですよね

ディレイ(でいいのかな?)をふんだんにかけたイントロのギターが繰り返されてその音の振動を体中に浴びて、何度目かの繰り返しのあとに曲が始まったらすぐに目頭が熱くなりました

 

ホント素晴らしい、泣けるぐらい感動できるってのも幸せな話です

 

こういうカップリング曲やアルバム曲までしっかり楽しめると、そのアーティストを深く楽しんでいる気持ちになりますね

 

これぞ音楽、これぞライブって感じです

 

フェスで演奏するようなノリのいい曲だけを楽しんでるうちは(アイデンティティアルクアラウンド、Aoi、夜の踊り子などですね)まだまだ浅いんだなって思いました

フェスでウェイウェイ言ってサークル作って楽しんでる若者たち、もっと深く楽しもうぜ

 

いやまあ、みんな浅いところから始まるんでそれはそれでいいんですが、それだけで「ライブ楽しい!」ってなってるともったいないと思うんです

 

そうやって20代は音楽やライブを浅く楽しみ、30代は新しい音楽を取り入れることをやめてしまい、40代では音楽を聞くこと自体から離れてしまう・・

 

せっかくライブにまで足を運んでいるのに、そうなっちゃうともったいないと思うんですよね

 

20代後半~30代ぐらいは仕事も忙しくなるし、結婚とか子育てとかのイベントもあったりして、毎日に追われているうちにいろんなことを忘れがちになります

 

音楽って無くても行きていけるんですよね

 

僕の周りにも音楽は聞かないっていう人がいます、車に乗ってる時はテレビをつけているんだとか

通勤の電車ではスマホでゲームをして、仕事を終えて家に帰るとテレビをつけっぱなし、運転をするときもテレビをつけるのなら、音楽を聞く時間はありません

 

そうやって音楽シーンから(大げさですが)離れてしまうと、いざ戻ろうと思っても知らない音楽ばかりでなにを聞けばいいのかわからない

しかも年をとって頭も固くなってるし「わからん→もういいや」ってなっちゃうんでしょう

 

なんかもったいないでしょ?

 

「生活」は全てを飲み込もうとしますからナメてはいけません

好きなら深く楽しんで、そうやって得た感動は何にも代えがたいものになります

 

そういう「好きなもの」がたくさんあったほうが人生楽しそうでしょ?

 

ではでは