以前に書いたように「フェスではフェス向きのノリのいい曲を演る」ことを続けていた the HIATUS ですが
10周年を迎えるにあたり、ついに次のフェースに入ってきたようです
というのも、昨年末の「カウントダウンジャパン」でもこの夏の「ロッキンジャパンフェス」でも、セットリストをこれまでとはガラリと変えてきているんです
●カウントダウンジャパン2018-19
・Roller Coaster Ride Memories
・Shimmer
・Snowflakes
・Clone
・Twisted Maple Trees
・Sunset Off The Coastline
・Tree Rings
・Walking Like A Man
・Catch You Later
●ロッキンジャパンフェス2019
・Hunger
・Servant
・Thirst
・Unhurt
・Time Is Running Out
・shimmer
・Horse Riding
・Regrets
・Firefly / Life In Technicolor
どうですか?
どちらもゆったりした曲が多く、とてもダイブやモッシュが起きるセットリストではありませんし、これまで必ずと言っていいほど演奏していた「Insomnia」「The flare」「紺碧の夜」などを一切演っていないんです
これは明らかにバンドの変化、バンドの目指すべき方向の変化だと思います
たぶんキッカケは2018年の「Monochrome Film Tour」で「着席させたまま見せる」アーティスティックなライブを行ったことじゃないかな?
そこで確かな手応えを感じて、フェス演奏曲も変えたんだと思います
以前にも書いたように、the HIATUS はとうの昔にダイブやモッシュが起こるバンドではなくなっています
ただ、フェスで初期曲ばかり披露していたので、そういったノリ方が起きていただけなんです
そんな「過去のハイエイタス」が好きだったヤカラは、新たなセトリではきっと楽しめないんじゃないかな?
だって、どう考えても騒げませんからねー
これでそういう「ただノリたいだけ」「騒ぎたいだけ」のフェスウェイウェイが排除されそうで、なんとも嬉しい限りです
「ならワンマンライブを攻めてやるよ!」なんて血迷わないでほしい
そんなバンドがワンマンだからってノリのいい曲ばかり演るはずがなく、演奏曲の半分以上はこういった「聴かせる曲」で構成するに決まっています
※2019年のツアーが始まっているのですが、参加予定でセトリを知りたくないのでチェックしてないんです
ノリのいい曲はモチロン楽しいのですが、こういった静かな曲や穏やかな曲で楽しめてこそのファンだと思うんですよねー
ビルボードで毎年ライブをするのって、そういうことでしょ?
そうやってそれぞれの曲を深く理解して楽しむのが、本当の意味で「音楽を楽しんでる状態」なんだと思います
まとめると
コアはファンはより深く潜っていき、
ライトなファンはその音楽力を試され、
フェスウェイウェイは寄りつかなくなる
これでライブ会場の前のほうの「怖くて、暑苦しくて近寄れない状態」が改善するといいですね
ダイブやモッシュがしたかったらELLEGARDEN や MONOEYES の方へお願いしまーす
ではでは