先日「ちきりんさん著 多眼思考」のレビューを書き、ご本人さんがツイッターで紹介してくれたことで多くの方にアクセスいただきました
感謝の気持ちとともに、インフルエンサーってやっぱスゴイ!
思いのままに書いたレビューなのですが、指摘されて初めて気づいたのは「本に出てくる文章の引用がゼロ」なんですね
あまり意識したことはなかったのですが、このことはそれなりに「価値のあること」のようなんです
というのも、「引用ゼロ」を指摘されて初めて他のレビューブログを読んでみたんですが、ほとんどの方が「本文を引用してそれにコメントする」というスタイルなんですねー
・ココロに刺さった言葉20選
・気になったつぶやきをピックアップ!
・〇〇に役立つコトバ10選
のようなレビューばかりで、自分のレビューが「いかに異質か」を思い知りました
「多眼思考」自体がつぶやきの集合体なので「引用しやすい」という側面もあるんですが、こちらの本に限らずレビューというのは基本的に「引用を多用する」のが一般的なスタイルのようです
でも、あまり引用が多いとなにか「他人のふんどしで相撲を取る」ような印象を受けるし、「引用した文章」は印象に残ってもそれに対するレビュアーの意見はあまり記憶に残らなかったりします
それってせっかく書いてるのに、ちょっともったいないですよね
しかも20選とか30選などと「厳選のわりに多すぎない?」になってくると、途中で読むのがメンドクサクなってしまいます
その作品自体には興味を惹かれても、そんなメンドクサイ文章を書くレビュアーには一切興味がわきません
一般的に「面白いと感じた本を紹介したい!」というのがレビュアーの目的ですが、それはあくまで「タテマエ」に過ぎません
本当の目的は「視点のオモシロさ」や「独自の捉え方」などに共感してもらい、ブログの読者になってもらうことのはずです
だったら自分のコトバだけで勝負したほうがよほど効果的じやないかな
※タテマエはすぐに目的のフリをするから要注意です
ぼくがレビューを書くときに大事にしているのは「そこから何を得たのか?」を明確にすることです
それを説明するためには本来なら引用なんて必要ないはず
その「得たもの」に興味を持ってもらいながらも「作品のどの部分からなのか?」を読者に委ねるのが、ホントにいいレビューなんだと思います
なのにやたらと引用を連発したり、ましてやネタバレになるような内容を書くのはレビューでもなんでもなく、ただの感想文です
そうはならないようにしよう!といつも気をつけています
ただやはり、どうしても引用してしまう時もあります
その場合は「言語化するスキル」の未熟さを受け入れた上で、なるべく「短い引用」で済ませるように心がけています
ダラダラと「長文を引用」すると一定のウェートを引用が占めるようになってしまい、それはもう自分のコトバとは言えない気がするんですよねー
そんなブログは嫌だ!
なーんてことを思いました
これからもオモシロク読んでもらえるレビューを心がけまーす
ではでは