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日々考えたことを書いています。

ちきりんさんの「多眼思考」は本が読めない人におすすめの1冊

 ずいぶん前に初読みした本なのですが

 

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

 

 

何度も読み返すことのできる良書だと思います

 

特にいいと思うのはこの2点です

 

①内容が深いのに対象となる年齢や能力が異常に広い

②ほかの著書より著者の思考がよりストレートに伝わる

 

順番に考えていきましょう

 

まず①ですが、書かれているのは「世の中の本質的なこと」でものすごく内容が深いのですが、ツイッターのつぶやきをまとめた本なのでそれぞれの文章が非常に短く(140文字制限のため)ガンガン読み進めることができます

「活字を見ると眠くなる」ような人にはうってつけで、文字よりも空白のほうが圧倒的に多く「文字数が多いこと」で挫折することはまずありません

まだ難しい本が読めない子供でもきっと、ストレスなく読み進めることができるんじゃないかな

 

つまり、世の中の本質をつかむための本として異常なほど生産性が高く、その労量対効果は相当なものなんです

 

さらに、ここまで文字数の少ない本だと読めなかった時の言い訳が立ちません

 

本が読めない人の「読んでると眠くなる」「字が多いと面倒になる」という言い訳は、想像力の乏しさからくるものだと考えています

文字を読むことで頭の中にその世界を創り上げ没頭することができないので、途中で退屈になり挫折してしまうんでしょう

 

その本が物語なら、その世界観や登場人物を想像し、感情移入し、映画を観るような感覚で読み進めるものですが、想像力が乏しいと脳内イメージが確立できずにその世界に入っていけないんじやないかな

ビジネス書なら、書かれている内容が難しすぎるか、そもそも大した興味もないのに「話題だから」「アイツも読んでるから」などという世間体を気にして読んでみただけなのかもしれません

これも「自身の好みを把握する」という作業をめんどくさがることで損失する「人生の幸福度」が想像できていないんです

 

そんな言い訳を口にできないほど読みやすい「多眼思考」なので、もし読めなかったとしたらそれは自身の理解力の低さを認めるしかありません

ならどうするか?「読んだけどイマイチだった」なんて言いそうですね

 

小中学生がそういっているのなら「来年もう一度読んでみたら?全く違う感想になるよ」とアドバイスすることもできますが、オトナがそんなこといってるとちょっとヤバイ

 

書かれていることは「本質」なので好き嫌いで判断することではありません

内容が理解できなかったのを「書き方」や「視点」のせいにするのはやめたほうがいいです

 

まあ、それぞれの自由ですけど。

 

そしてこれが最も重要なことなのですが、この本は文字数が少ないのに読むのにめちゃくちゃ時間がかかります

読んでいる内容に対して思考が回りだしてしまい、ページをめくるのが全然進まないんです

 

本当にいい本は読むのにめちゃくちゃ時間がかかります

文字を目で読んでいるつもりがいつの間にか頭の中に意識が入り込んでしまい、アレコレ考え事を始めてしまうんです

数分後にハッと気づいてまた読み始めるんですが、しばらくするとまた同じことを繰り返してしまいます

そうやって思考を刺激してくれる本が「いい本」なんだと思います

 

何も考えずにスイスイ読めば1時間もかからずに読める文字数なのですが、ぼくは読み切るのに3時間ぐらいかかりました

そして今も時々読み返して新たな発見をしています

 

そういう意味では電子書籍で手に入れるのが最適じゃないかな

紙の本は紙の本で「文字の書き方」や「空白の使い方」で電子書籍とはまた違った楽しみ方ができるのですが、ちょっとした空き時間に読もうと思うと常にカバンに入れておく必要があります

 

それは邪魔だし嫌だ。

 

まあ著者としては両方購入してもらって「家では紙の本」「出先では電子書籍」が最適なんでしょうねー

 

まとめると「多眼思考」は異常に生産性が高く、思考をガンガン刺激してくれる良書ということになります

 

 

つぎに②ですが、「つぶやき」をそのまま掲載しているため文章がものすごく直接的で、目の前で話しかけてくれているように心に響きます

 

本を書いたことがないのでわかりませんが、ブログを書く際にも感情のままに文章を書くと後で必ず修正が必要になります

 

ある程度書いた文章を読み返すと、強調したい言葉を何度も繰り返していたり、もったいぶった言い回しだったり、書く順序が逆だったりすることが多々あるんです(ぼくだけかもしれませんが)

 

だからそれを修正して「より伝わりやすく」するんですが、そうやって修正した文章は最初書いたものよりも明らかに熱量が低くなります

読みやすく解りやすくすることで「キレイな文章」にはなるんですが、感情のままに書きなぐったような「乱雑な文章」のほうが書き手の興奮が伝わってくるということなんでしょう

 

だから他の「ちきりん著書」よりこの「多眼思考」を読むほうが、より直接的に思考に触れているような気になり、読み進めるうちにだんだん興奮してくるんです

 

それぐらい話し言葉には力があるんだと思います

 

 

生産性が高く、思考を刺激し、読んでいると興奮する良書

 

オススメの1冊です

 

ではでは

 

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~