「どんなライブを観ればいいですか?」と聞かれた
「おすすめのライブはありますか?」とも言っていた
これがハタチそこそこの若者なら「未熟さゆえの可愛さ」があるんだけど、その彼はたぶん僕より一回りぐらい下のアラサー男子
昨今の超高齢化社会では若者に分類されるのかもしれないけど、さすがにその歳にしては主体性がなさすぎます
どうも「ライブを趣味にしたいけど一歩踏み出せない人」っぽかったなー
「一人でライブに行くんですか!?」なんて驚愕してたし・・
まあそれでも「まず好きな音楽があって、ライブはそれからですよ」「好きな音楽じゃなかったらあの空間は地獄」と言ったら瞬時に理解してくれたので、つい勢いで言ってしまった失言なんでしょう
(本当の音楽好きならどんなライブでも楽しめますが)
そのあとは「どんな音楽が好きなのか?」と聞かれたので、ぼくが好きなサカナクションの話題になったんだけど
「僕も好きなんです!一番好きな曲はアルクアラウンド!!」と言われて「それ、めちゃくちゃ浅いファンですよ」と思わず口走ってしまいました、スマン
いや違うんです。
サカナクションの曲を聴きこんでて、最初は「アルクアラウンド」「アイデンティティ」「新宝島」などから入って、その後どんどん暗い曲を好むようになったけど、一周回ってアルクアラウンドの良さを再認識している・・
ってことなら、むしろ唸らされたと思うんです。
でもその彼のコトバは「サカナクション?僕も大好きなんです!アルバムも何枚か持ってます!!新宝島とか・・・あ!アルクアラウンド!アルクアラウンドが好きです!!一番好きな曲なんです!!」
って感じで、なんかフェスでウェイウェイ言ってるヤツラっぽい薄っぺらさを感じてしまったんですよねー
まあ、好き度なんてそれぞれだから他人がとやかく言う筋合いもありませんが、同列に思われるのはちょっとなー、って思っちゃいました
あ、ヤバイ、頭の固い古参ファンの言い分みたいだ。
その後はぼくの思うサカナクションの魅力を伝えて、ライブのすばらしさを匂わせて、「一度ライブを観て欲しい」と締めくくっておきました
「どんなライブですか?」と聞かれたので「それは体感しないとわからない、でも、今までに観たライブとは全くの別モンだと思いますよ」と、ニヤリとしておきました
現在、ツアーチケットの一次先行予約が終わったばかりで、もうすぐ二次先行があることも伝えてたので頑張って取ってくれるかな?争奪戦だからムリかな??
「チケットがとれたかどうか、また言いに来ます!」と元気に帰っていったのでとりあえず努力はしてくれそうです
「いやお前仕事中だろ?仕事しろよ」とも思いましたが、自分の好みに賛同してくれるのは悪い気はしませんね
これでサカナファンが一人増えるといいな
ではでは