客商売をしているとくだらない話を延々と聞かされることがよくある
特に年配女性は店員のことを自分の話を聞かせるための人員だと思ってるフシがあり
喋るだけ喋って帰っていく人が後を絶ちません
たまにそのお店で買物をしてるから「自分は客である」という自負があるのでしょう
最近買ったカバンの話や今年の夏がいかに暑いか?といった話
ひどくなると孫の話なんかを延々と聞かされることもよくあります
たまに買ってくれるだけに無下にもできないけれども
話があまりにもくだらなくて笑顔がひきつってきたりしますね
客商売ってホント大変
そこである実験をしてみたことがあるんです
それは、全ての相槌を「そうなんですね(か)」でどこまでもたせられるか?
というチャレンジです
結果から言うとこれが案外15分ぐらいなら問題なく会話が続けられます
相槌なんてなんでもいいってことですね
「そうなんですか」と「そうなんですね」だけでけっこう頑張れます
「この間買ったカバンがすごく良くってね」
「あ、そうなんですか」
「そうなの、大きさもちょうどよくってマチもあってたくさん入るし・・」
「へぇ~、そうなんですね」
「バッグインバッグで小さなポーチもついてて便利なのよ~」
「ああ~(なるほどというニュアンスで)そうなんですね~」
「でもちょっと持ち手が長いのよ」
「え?そうなんですか??」
「そう、私、背があまり高くないでしょ?」
「あ~」
「だからバランス悪い気がして・・」
「ん~・・」
「まあでも、気に入ってるし、いいかな」
「そうなんですね~」
「うん、ちょっとぐらい気にしない気にしない」
「あはは~」
こんな感じですね
もう完全にトライアルになってますので退屈することは全くありません
むしろ気づかれて気を悪くされないかヒヤヒヤするぐらいです
どうしても難しくなったときは「そんなことないですよ」「わかります~」などを混ぜればもうカンペキです
こう考えると(うすうすわかってたけど)相手が反応していれば相槌なんてなんでもよくって
自分の気が済むまで喋ることができればOKってことです
だったら制服の腰辺りに「そうなんですね」ボタンを取り付けてくれないかな
それを押してにこやかに頷くだけならより省エネが図れそうです
①そうなんですね
②そうなんですか
③そんなことないですよ
④わかります
⑤電話を鳴らすボタン
①~④を駆使してパーフェクト相槌マシーンを演じながら
さすがにウザくなったら⑤を押して「ちょっと失礼します」といって場を離れましょう
ちなみに⑤のボタンがなくても話の途中で突然「はい?」振り返ると強制的に話を中断することができて
誰かに呼ばれているという体で意味もなく頷いてから「ちょっと失礼します」と言えば
相手の気を悪くさせずにその場を離れることもできますよ
これで店員さんの負担もグッと減るはずだし話し手も利き手もどちらもハッピーになれます
経営者の皆さん、早速開発の指示をお願いします
ではでは