音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

『君の名は。』を時事系列でまとめておきます

完全にネタバレなのでまだ映画を観てない方はこの先は読まずに先に映画をご覧ください

 

また、映画を観た方も小説版で出ている「アナザーサイド:アースバウンド」を読めばさらに深く物語を理解できます

 

これは本編で描いていない部分を補足する内容なので

映画だけではいまいち納得できなかった部分を補完してくれています

 

例えば

 

・さすがに変電所爆破はないでしょ?ブレーカー的なのを壊すだけでいいのに・・

・町長はなんであんなすんなり避難指示を出したの?最初にお願いに来た時は全く相手にしてなかったのに・・

・口噛み酒ってこれまでの長い歴史で誰も飲んだことないの?

 

なんて疑問を持った方もいると思うんですけど(僕は思いました)

この本を読めばすっきり解消しますよ

 

ここに書いているのは映画、小説版、アナザー、を読んだ上で僕が考えてまとめたものです

 

これが正解というわけではなくあくまで僕の解釈ですのでそれを理解した上で楽しんでいただければと思います

 

 では始めます

 

遠い遠い昔、神話の時代に山の上に隕石が落ちてクレーターができ

その中心に残った隕石の破片をご神体として、そこからは離れた場所に宮水神社が建てられます

 

これがたぶん今回の物語の2400年前と思われます

つまり2回前のティアマト彗星ですね

 

山の上なのでカルデラか?と思いますが

「アナザー」でテッシーが「このあたりに火山はない」といっていますので

それを信じるならこの場所も隕石落下のクレーターということになります

 

また、カルデラは内部が火山灰なので大きな木が育たない

という説明をどこかで見かけた気がするので、やはりクレーターっぽい

 

2400年前というと紀元前ですから神話の時代に宮水神社が建てられたという説明にも合致しています

 

ではそのさらに1200年前はどうだったのか?という疑問がわいてきますが

そんなの太古のこと過ぎてわからない、ってとこでしょう

 

さて、この宮水神社は代々宮水家の女性が巫女を務めて地域の信仰の対象になります

この宮水家の巫女はそれぞれに特殊能力が備わっており

多感な少女の時代に夢の中で他人と入れ替わることができます

 

 この能力は次回の隕石被害から身を守るための能力であり

1200年ごとの最接近の際にその能力がMAXの巫女が生まれ、災害を予知して人々を導いて避難させることができると思われます

 

 そうやって1200年ごとに起こる災害に備えていたんでしょう

今回の舞台の1200年前の隕石落下で糸守湖ができた時もそうやって多くの人命を救ったんじゃないかな

 

でもそれだけでは万が一ということがあるので念のため二重で保険を掛けます

 それが口噛み酒ですね、これで復元ポイントを作成します

 

それを毎年更新してご神体に備えることで隕石被害が避けられずに子孫が滅びた時には

その後、誰かがその酒を呑むことで滅びる前の巫女と入れ替わって救ってもらうのを期待しているんでしょう

 

天井に彗星を描いているのもご神体と隕石と口噛み酒の関連性に気づいてもらい、入れ替わりによる救済を後押ししているんだと思います

 

誰かがこれを飲むということは

すでに糸守が壊滅してるってことですもんね

 

神社には組紐を巫女の手で組むことが伝えられていますが

組紐そのものよりも編む行為自体に意味があるとされており

人と人の結びつき、先祖から子孫の結びつきで

被害から身を守ってほしいという願いが込められているんじゃないでしょうか

 

神楽舞にも込められたメッセージがあるはずだけど

それは火事で文献が焼失したため形だけが残ってしまいます

たぶんこれも隕石落下の暗示なんでしょう

 

つまり宮水神社は隕石被害から糸守を守るために存在してるってことですね

 

文献にも隕石被害の予言を書き記したはずだと思うんだけど

宇宙科学の概念がない時代の巫女が書いたものなので

書いた本人自体も隕石自体を理解できず天の怒りや龍に例えたりして

起こりうる出来事やその際に取るべき行動の指示などは具体性にかけていたはずです

 

でないと普通に「隕石落下の予言」として後世に伝わりますもんね

 

たぶん「龍の脅威から組紐でこの地を守った」みたいな抽象的な内容で

 「龍=困難」「組紐=人の輪、時間の流れ」なんか置き換えて認識され

人生に迷ったときのの指南書のような位置づけになってたんじゃないでしょうか

 

宮水家の巫女にはたぶん全員に特殊な能力が備わっているけど

その「普通の巫女」が読んでも文献の真の意味は理解できなかったんでしょうね

 

だから200年前の「繭五郎の大火」で消失した際に

文献に記された予言の真の意味が完全に消失することになります

 

巫女の能力はティアマト彗星の接近に伴って最大化するはずなので

2016年の時点で能力がMAXになった巫女がその文献を読めばその隠された意味も理解できて、彼女が人々を先導すれば被害を最小限に抑えることができるはず

 

それが宮水神社と巫女の存在意義そのものなんですね

 

その「能力が最大化した巫女」が三葉のお母さんの二葉なんだけど

ここでアクシデントが起き、彗星接近を待たずに二葉が病気で死んでしまう

 

二葉の能力の特殊性は「アナザー」にいろいろ書いてます

 

そこで急遽、三葉にその役目が回ってきたんだけど

そもそもそういったことをするほどの能力を備えてなかったため

いきなり能力を引き出されて入れ替わりが起きても、その目的が理解できなかったんだと思います

 

この入れ替わりについてですが宮水の巫女は少女の頃に誰しもが経験するものの

あくまでも「夢の中で誰かの人生を経験したことがある」程度のもので

三葉のように何度も何度も明瞭な入れ替わりが起きたとは考えにくい

 

逆に言うと三葉は差し迫った脅威のため

特別バージョンとして入れ替わりが何度も起きた可能性が高い

 

でも結局、入れ替わりの真の目的に気づかないまま時間が過ぎていき

隕石落下により町民も宮水の一族も三葉自身も死んでしまう

 

ちなみにこの入れ替わりはいろいろ辻褄が合わない部分があり

 

・3年ズレてたら曜日が合わない

・そもそもスマホを見れば3年のズレはすぐに気づくはず

・瀧が糸守の場所を忘れていたのはさすがに不自然では?

 

なんて疑問をネットで目にしますが

一言で言ってしまうと「夢だから」なんだと思います

 

そもそも物語というのははかなり推敲して作られていますので

そういった矛盾には監督や脚本家も当然気付いているはずです

 

それでもそのまま残しているということは

それだけ「夢」というものが曖昧ってことで

その曖昧さを矛盾の説明としているんだと思います

 

誰もが見たことのある夢ですが

夢の中で日付や曜日を意識したことのある人がどれぐらいいるでしょうか?

 

しかも同じ日付で入れ替わってるとはどこにも記載がありません

三葉の8月2日と瀧の8月4日が入れ替わっているのかもしれないんです

 

そうすると三葉は「三葉として8月1日」を過ごし

翌日に「瀧として8月4日」を過ごして

その翌日にまた「三葉として8月3日」を過ごすのですが

 

その日付の矛盾にも本人たちは気づいていないものと思われます

なぜなら夢だから

 

夢の内容ってつじつまが合わないことだらけですが

それでも不自然に感じないのが夢なんですよね

 

例えば、子供の頃の自分が今年できたばかりの施設を歩いてたり

知らない人と仲良く遊んでいるのにそれを自然に受け入れてたり

 

そういった矛盾が当たり前に存在しています

 

さらに

 

目が覚めた瞬間には心に突き刺さるような内容だったはずの夢の内容を

顔を洗って歯を磨く頃にはすっかり忘れていたり

 

笑いが止まらない内容だったはずなのに

後から思い出しても何が面白いのか全く理解できなかったり

 

そういったことも頻繁に起こりますよね

 

「夢の中で入れ替わってる!?」

「あんた、夢を見とるな」

 

などと物語の中で「あくまでも夢である」ということが強調していますので

細々した矛盾は「夢押し」でつじつまを合わせているんだと思います

 

「いや、スマホの日記機能を使っていたのに気づくはずだ!」

という意見もあると思いますが

それもあくまでも僕たち「第三者の視点」からいえることであって

 

夢の中の住人にしてみると

 

3年のズレを目で見ているのに何も不自然に感じない

しかも元に戻るとそのズレ自体を忘れてしまう

 

こんなところでしょう

 

人間は一度寝てしまうと時間の概念が曖昧になるんだと思います

 10分昼寝したつもりが1時間経ってた・・、なんてよくあることです

 

さて時事系列に戻りますが、少し時間を戻して隕石落下の前日を見てみましょう

 

その日に瀧として奥寺先輩とデートの約束を取り付けた三葉は

朝、三葉として目覚めて自分の気持ちに気づいてしまいます

 

三葉は瀧の片思いを応援するつもりで奥寺先輩との距離を縮めてデートにまでこぎつけますが

鏡を見ながら涙を流してしまい自分が瀧に恋をしていることをハッキリと自覚します

 

これが急に東京に行った動機ですね

 

でも夢の記憶は曖昧なのでハッキリとデートコースも覚えていないばかりか

そもそも3年のズレがありますので街並みも相違がかなりあるはず

 

クタクタになるまで東京中を探し回ってみたものの見つけることができず

諦めかけた駅のホームで奇跡的に電車内の瀧を見つけます

 

「自分たちは会えば必ずお互いを認識する」

 

そう確信をもって勇気を出して声を掛けますが

瀧は3年前の少年なので三葉のことを全く知りません

声をかけても「誰?お前」となってしまいます

 

でもそこは特殊能力の開花している巫女の三葉です

3年前の瀧にしてみれば全く知らない女が急に声をかけてきた状態なのに

「もしかして・・知るべき人なのかも・・」と感じさせて「名前は?」と聞かせることに成功します

 

そこで「みつは!」「名前は三葉!!」と叫んで髪を結っていた組紐を投げ渡します

 

ここはたぶん声は届いてなかったんでしょう

でないと入れ替わった時にさすがに気づくはずです

この時は夢の中じゃありませんからね

 

そして三葉の能力は

「突然声をかけてきた知らない女が投げてよこした髪留めの紐を気持ち悪がらずにお守り代わりに手首に巻く」

ということにも作用しています

 

そしてこのお守りは寝る前に外して引き出しなどにしまっていたのでしょう

でないと入れ替わった三葉が見つけてしまい不審に思います

 

自分が毎日髪を結っている組紐ですからいくら夢の中でも目にした瞬間に

「これは自分のものだ」と気づくはずです

 

そうでないとさすがにつじつまが合いません

このへんはちょっと力業かなーという気がしないでもありません

 

※ちなみにこの3年間は組紐をお互いが持っていて二つ存在していることになりますね

 

 

そして瀧はこの出来事を記憶に埋没させてしまい

三葉は「出逢えば必ずわかる」という期待を裏切られたショックで髪をバッサリ切ってしまいます

 

そのまま翌日もショックを引きずって学校をさぼってたところ

テッシーからの電話で呼び出されて祭りに参加して隕石の落下でみんなもろとも死亡、ですね

 

この時3年前の瀧はマンションの屋上で彗星を眺めますが

前日に知らない女性から組紐を渡されて、その翌日に目を見張る天体ショーを見たんですから

そんなスペシャルな記憶が3年後にすっぽり抜けているってのが・・・ここも力業ですね

 

そして、3年後の瀧に物語の視点が移ります

 

奥寺先輩とのデートがいまいち盛り上がらずに打ちのめされる瀧

スマホ日記を見ると三葉から「デートが終わるころには彗星が見えるね」とメッセージが書いていますが

そこは3年のズレがありますので瀧にしてみると「何言ってんだ?」となってしまいます(彗星落下は3年前の出来事)

 

今度入れ替わった時に聞いてみるつもりが

その時点で3年前の三葉が隕石落下で死んでしまったので入れ替わりはなくなってしまいます

 

どういうことだ?としばらく悶々としたけど

一念発起して三葉に会いに行くことにします

 

ここで友達の司と奥寺先輩が同行するのですが

この同行には物語として何の意味もない気がします

 

連れができたことで何かに気づくきっかけになったこともないし

糸守のことを知ったのも全くの偶然で彼らのおかげではありません

 

二人がやったことと言えばせいぜい「そんなはずはない」「3年も前に死んでるんだ」という現実を突きつける役目、程度のものです

 

こうでもしないと奥寺先輩の登場を増やせなかったのかもしれませんね

「大人の事情」ってやつかな?

 

それにしても奥寺先輩は不思議な人です

 

特別好きでもなかった瀧が急に女子力が高くなって仲良くなり

デートまでしてみたけどいまいち盛り上がらずにディナーを断り

「好きな子ができたでしょ」と指摘してもう恋愛対象でないことを確認します

 

なのに人探しの旅には同行してはしゃいだり無防備になったり

混乱している瀧を見てやめていたタバコを吸ってみたりと、どうにも不安定な感じ

 

「好きだったんだ、もともといい子だったんだけど最近はすごく一生懸命で・・」

と言っていますが、それもどこまで本気なのかよくわかりません

 

もしこれが本気の発言だとしたら

 

元々いい子だと思っていた瀧が(入れ替わりの影響で)急に気になりだしたけど

どうも別に好きな子がいる感じ

その彼女に会いに行くっていうから同行してみたけど

その子が3年前に死んでいた事実を知り混乱する瀧を目の当たりにして

自分の入り込む余地はないんだと思い知って、やめていたタバコを吸ってしまう・・

 

軽い失恋のような気持になったんでしょうか?

美人だから打たれ弱いとか??

 

この時点で瀧がほっとけない弟のような位置づけになったのかもしれません

そう考えると就活時代に会いに来たのも納得できる気がします

 

さて、隕石落下で糸守の壊滅を知った瀧は混乱します

でも組紐をきっかけにご神体や口噛み酒のことを思い出し

それを飲んで最後の入れ替わりに成功します

 

ここで隕石落下当日の三葉と入れ替わったのはなんでなんでしょうね?

次の口噛み酒が作られるまでの最も新しい日が復元ポイントになってるってこと?

 

ここは明確な答えがないように思います

 

最後のチャンスを手にした三葉の姿の瀧は朝からエンジン全開で動き回ります

 

朝、家でおばあちゃんの一葉に「おや?あんた三葉やないな」といわれてそれを認めますね

もうそんなこと気にしている場合じゃないってことです

 

そして「今夜この町に隕石が落ちる」と伝えて「誰も信じない」とあしらわれてしまいますが

このやり取りが後に町長の部屋に絶縁状態の一葉が四葉を連れて行くキッカケになっています

そしてこのこと(だけじゃないけど)が二度目の三葉のお願いを町長が聞き入れた原因の最後のひと押しなっています

 

そのあたりは「アナザー」に詳しく書かれています

 

学校に着いた三葉はテッシーとさやちんを巻き込んで避難計画を練り上げますが

どうしても消防の出動が必要だと判断して町長に町民避難をお願いしに行きます

 

そして、全く相手にされず途方に暮れることになります

 

使命感はあるのに打開策が見つからない・・

何とかしなければ!という気持ちが空回りして

祭りを楽しみにしている子供に「行っちゃダメだ!」と言って不審がられたり

通りがかった四葉に「二人だけでも逃げて!」と言って逆に心配されたりします

 

その時ご神体の方に三葉の存在を感じ取り

それにすがるように引き寄せられます

 

「自分では役不足、ここはやはり三葉でないとムリだ」

ということをハッキリと自覚するシーンですね

 

テッシーに自転車を借りて急ぎ御神体に向かいます

 

同じ頃(といっても3年後ですが)口噛み酒を飲んだあと滑って頭を強打した瀧の体に三葉の意識が入り込んで目が覚めます

色々理解できないまクレーターの淵まで歩いていって壊滅した糸守を目の当たりにし、

自分がその時に死んでしまったことを理解します

 

その時に瀧の意識がはいった三葉の声(文字にするとややこしい)が聞こえます

 

信じられない光景でパニックになった三葉はその声にすがるしかなく

瀧の体で大声で叫びますがお互い声は聞こえても姿を見ることができません

 

3年の時間のズレがあるからですね

 

それでもクレーターの外周を走っている間に「今すれ違った!」とお互いが感じて

姿は見えないけれども存在を感じるところまでたどり着きます

 

そこで「かたわれ時」ですね

 

昼と夜が曖昧になる時間、この時間に時空のズレが一時的になくなり

つい二人は出会うことができます

 

ひとしきりイチャイチャしたあとでお互いの手の平に名前を書くことにしますが

三葉が瀧の手に書こうとした瞬間にカタワレ時が終わってしまいます

 

忘れないうちに!と自分で手の平に書こうとする瀧

でも、その時はすでに名前が思い出せません

そのことに混乱しているうちに自分がここに何をしに来たのかも忘れてしまい

三葉の存在そのものが完全に記憶からなくなってしまいます

 

残ったのは「なにか大事なことがある」という曖昧な感覚だけ・・

 

ちなみになぜここで記憶がなくなったかというと

「隠り世」から戻る際に大事なものを失ってしまうからです

 

三葉たちは自分の半身である口噛み酒を残してきましたから何も起こりませんでしたが

なにも残すものがない瀧は人生において最も大事とも言える「記憶」を奪われてしまうんですね

 

そして三葉も瀧の体に宿って隔離世から戻ってくる際に何も置いてきていないので

同じように記憶を失うことになります

 

つまり、瀧として隔離世に入り三葉として出てきたので

二人とも大事なものを奪われてしまうんですね

 

その後、朝になって目が覚めた瀧は、

なぜ自分がこんな場所にいるのかも理解できずトボトボ帰ることになります

 

3年前の世界では隕石被害を免れたわけですからそれから瀧が山で目覚めた3年後までの期間は

それまでの瀧が知っている3年間とは全くベツモノになってるんですね

 

そのまま喪失感が心に残ったまま悶々と生きることになり感動のラストに向かうわけです

 

さて、同じくカタワレ時が突然終わってしまった三葉ですが

やはり女性は切り替えが早く心が強い!

 

瀧の名前を心のなかで叫びながら大急ぎで町に戻り計画した避難計画を実行します

恋する女性はホントに強い

 

でも、予想通り爆破と防災無線だけでは町民の避難行動は鈍く間に合いそうにない!

これはやはり町長を再度説得して消防を出動するしかない!

 

なのにこの時になって三葉は瀧の名前が思い出せないことに気づいてしまい

混乱して涙目になってしまいます

それでもテッシーに叱咤され混乱したままでも自分を奮い立たせて町長の元に走り出します

 

そうこうしてるうちに彗星が2つに割れて、いよいよその時が迫ってきます

必死で走る三葉は段差に足を取られて派手に転がってしまいますが

起き上がる時に手の平に文字が書かれていることに気づいて勇気を取り戻します

 

ホント、恋は女性をたくましくしますね

 

一度折れた心を完全に立て直した三葉はそのまま町長の部屋に駆け込み

説得に成功してギリギリ難を逃れることに成功するんですね

 

この時になぜ町長がすんなり説得を受け入れたかは「アナザー」を御覧ください

 

そして数年の月日が流れていよいよ感動のラストです

 

一度観た方なら気づいているはずですが

オープニングのシーンがそのままラストにつながっています

 

お互いにモヤモヤした感覚を心に抱えた二人は並走する電車の窓越しにお互いを認識します

それは、かつて叶わなかった「会えば必ずわかる」という感覚を証明することになります

 

お互いに次の駅で降りて街中を走り回って相手を探します

「相手も必ず自分を探しているはずだ」という確信があるんですね

 

そして階段の上と下でお互いをついに見つけます

 

この階段は3歳の年齢差や3年の時間のズレなどを暗喩しているんだと思います

 

そして階段の真ん中ですれ違うのですがお互いに怖くて声がかけられません

 

三葉は東京まで瀧に会いに行った際にこっぴどく失敗した経験があり

その事自体は覚えていなくても恐怖心が心に突き刺さっています

 

瀧は理由もなく(と思いこんでいる)糸守に惹かれる自分自身が理解できずに

記憶や感覚に今一つ自信が持てない状態です

 

でも無言ですれ違った瞬間にお互いが確信します

「こんなのおかしい!」

 

このあたりの描写は小説版がすごくいいので、

より深く楽しみたい方は小説版を読んで下さいね

 

そして「あの・・」「君の、名前は・・」ですね

はい、皆さん存分に泣きましょう

 

この後どうなったんでしょうか

 

お互い記憶はないはずだから初対面ということになります

でもお互いが「この人が運命の人だ」と確信してるわけですから

どう考えてもうまくいくんでしょうね

 

そのあたりを描かないあたりも憎いです

 

ちなみに、三葉、四葉、テッシー、サヤちんが東京に出てきているようなので

おそらく糸守は人命こそ守られたものの、やはり町自体は消滅したんでしょうね

 

でないと地域を守る神社の巫女が東京で暮らしているはずがないですし

 神社自体も消滅したのかもしれません

 

でも御神体は残ってるか・・

 う~ん、そのへんはどうなんでしょうか

 

なんにしても1200年後の災害はどうするんでしょう?

 

今回、核が割れたから軌道が変わってもう接近することがなくなったとか?

でないとなんとなく収まりが悪いですよね

 

父である町長はどうなったんでしょう

 

町が無くなると当然、その職もなくなりますよね

数年たった今も残務処理をこなしていたりするのかな?

 

テッシーが東京にいるということは勅使河原建設もなくなったわけですから

町長としての地盤を失っています

 

いずれにしてもまた新たな人生を歩むことになるんでしょうね

いや、あんがい宮水家と仲直りをして東京で一緒に暮らしてるとか?

 

たぶんこれで宮水家の特殊能力は失われてしまい

神社もなくなってシガラミから開放された三葉は

瀧と出会うこともできて幸せに暮らしていくんでしょう

 

最後に、相手はなぜ瀧だったのか?なぜ瀧を好きになったのか?

ですが

 

相手が瀧だったのは特に理由はないと思います

 

恋愛や結婚もそうですよね

「なぜその人を選んだのか?」

に対する明確な理由がないのと同じだと思います

 

「一緒にいると安心するから」「こいつしかいないって思ったから」

なんて理由でしょ?

 

来世は東京に済むイケメン男子!と叫んでいたので

条件を満たす中で好きになりそうな相手を

三葉自身が無意識に選んだのでしょう

 

好きになった理由は「アナザー」を読むとよくわかります

 

映画ではそこまで詳しく描かれていませんが

三葉は地域の信仰を集める神社の巫女で父親が町長ですから

シガラミがシガラミまくっていて

自分自身をがんじがらめに縛り付けてしまっています

 

それを入れ替わりによって瀧が自由奔放に解き放ってくれたので

三葉は生きることがかなり楽になったはずです

 

「案外テキトーにやっててもどうにかなるんだ」

という価値観を教えてくれたのが瀧なんでしょう

 

一生懸命無理して背伸びして頑張ってるところに

「そんな頑張らなくっても大丈夫だよ」とイケメンが教えてくれた形ですね

 

そりゃコロッといくか

元々、自分好みのイケメンを選んでるはずですし

 

ざっとまとめて書いてみましたが

気づいたことがあれば追記していきますね

 

ではでは