音楽とか、考え事とか

音楽とか、考え事とか

日々考えたことを書いています。

子育てして一人前、みたいなコトバに惑わされない

「子供は?」

「ああ、まだなんですよ~」

「まあ焦らんでも、ね」

「あはは・・」

 

こんなやり取りがよく隣の花屋さんから聞こえます

高齢女性のお客さんとお店のお兄さんとのやり取りです

 

突っ込んで聞いたことはないのですが

たぶんお兄さんは結婚してしばらく経っているのでしょう

 

時折聞こえてくるこの会話はとなりで漏れ聞こえてるだけの僕でもかなりウザいので

お兄さん自身もウンザリしてるんでしょうね、ただ顔に出さないだけ

 

それにしてもどうして他人の子作りを気にするんでしょう

暇だから、といえばそれまでなんですけど、どうもそれだけじゃない気がしています

 

これたぶん「苦労の押し付け」とか「社会的義務の強要」みたいな気持ちが

見え隠れしているんだと思います

 

女性にとって出産や子育ては人生をかけた大偉業です

どうしたってその間は自分のことより子供を優先せざるを得ません

 

その方たちの時代はハタチを超えたら婿探しが始まって22~3歳ぐらいで結婚してすぐに出産し子育て開始!って感じかな?

 

平行して次々に子供をもうけますよね

子だくさんの時代なので子供が6人なんてザラです

 

平均2年毎に子供をもうけるとして6人なら10年かかります

 

22歳で最初の出産だと6人目は32歳のときで、その子がハタチになると自分は52歳

それぐらいでやっと子育てから開放される計算ですね

 

22歳からの30年間を子育てに捧げることになりますし家事に追われる毎日がひたすら続いたんでしょう

髪もボサボサ肌はガサガサ、化粧よりもオシメを替えて、美容よりも家事を優先させてきたんだと思います

 

女性として成熟した魅力をまとうことができる年代を子育てに費やした

と言い換えることも出来ますね

 

この気持が冒頭の質問につながっているんだと思います

 

自分は女性としての魅力に脂が乗る時期を子育てに捧げた

子育てこそが女性の幸せだと思わないと自分の人生を否定することになってしまう

なのに若い夫婦が子供ももうけずに遊びまわってるのは許せない

社会の一員として自分と同じ苦労を味わうべきだ

 

こんなところでしょうか

 

あとは単純な野次馬根性とかウワサ好きというのもあると思うんですけど

「苦労の強要」がチラチラ見えている気がしています

 

高齢で頭も固くなっていますし

古い常識にとらわれしまうのは仕方ないのかもしれません

 

とはいえ、ズケズケと聞いていいようなコトじゃないですよ

結婚して子供を生むのがアタリマエの時代じゃないですからね

 

なにより、若者はそんなコトバに惑わされないように気をつけましょう

 

誰かのために、目に見えない社会通念のために子供をもうけるなんてバカげています

欲しい人だけ作ればいいんです

 

もうけてしまうと後戻りはできませんからね

そこんとこをよ~く考えから行動しましょう

 

ではでは