音楽とか、考え事とか

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日々考えたことを書いています。

米津玄師さんのMV初公開イベントの配信がヒドかった

先日、米津玄師さんのMV(ミュージックビデオ)の初公開イベントがLINE LIVEでありました

ナタリーなんかにも上がっていますねー

 

natalie.mu

 

概要はこんな感じ

 

「新曲のMV初公開時にちょっとした企画をやります」とSNSで告知があり、当日の正午から公式アカウントに「ある場所」を示すヒントの画像が順次アップされました

 

その場所を特定することができれば初公開に立ち会える!

立ち会えなくてもその模様をLINE LIVEで生配信!

 

ちょっとしたゲーム性もあって面白い企画ですね

アチコチの記事でも「ファンを喜ばせた」というニュアンスで書かれています

 

なんですけどいろいろと誤算があったようで、メッセージを読み解いてその場所に駆けつけたファンは「会場である渋谷の駐車場のような場所」で延々と待たさるハメになったようです

 

その辺のずさんな企画内容のことがどの記事にも書かれていないようなので、ちょっと書き記しておこうと思います

(ちなみに僕は家で配信を見ていました)

 

最大の問題は「17:00~19:00 MV初公開を生配信!」という告知です

 

MVなんて5分そこそこなのに2時間も確保しているということは「何かある!」と思うのがフツーです

サプライズで本人が出てきて喋るなり歌うなりのパフォーマンスを、どうしたって期待してしまいます

 

でもなにもなかった・・

 

LINEの配信は17時から始まったのですが、画面ではビルの壁に投影した「新曲のタイトルの静止画」を延々と写しているだけ

その静止画には「18:50 MV初公開!」とありますが、配信開始からそれまで2時間弱の間、全くなにもないなんてフツーは思わないでしょ

 

でも特に説明があるわけでもなく静止画はずっとそのまま、画面からは雑踏のようなざわざわした音声が聞こえています

「前の方へ詰めてくださーい」という声が聞こえていましたので、その会場にはすでに多くのファンが詰めかけていることがわかります

 

そのままの状態で30分、40分と時間が経過します。

 

自宅でずっと画面を見てるのも大概アホらしいのですが、現場で待たされているほうはたまったもんじゃないですよねー

そして配信開始から50分が経過して初公開まで1時間を切った瞬間に、投影している映像でカウントダウンが始まりました

 

60分のカウントダウンです。

 

この時点で「あ、ホントになにもないんだな」と確信しました

ツイッターでも本人から「なにもないから待たなくていいよ」というメッセージがあったようです

 

なら見てても仕方ないか、と音声だけに切り替えて別の作業をしていたのですが、公開30分前ぐらいに突然本人の声が聞こえてきました

 

このタイミングで?今さら感がすごいよ

 

なんて思いながら耳を傾けたのですが、音質が悪すぎてなにを言っているのかマッタクわかりません

 

まるで水の中で音を聞いてる感じです。

 

いよいよホントにアホらしくなっえきたので、PC前を離れて別の作業をしに行き、15分ぐらいで戻った時にはちゃんと聞き取れる音質になっていました

 

ただ回線が不安定なようで話してる途中で何度も切れてしまい、切れるとしばらく無音が続いて「繋がった!」と思ったらまた切れて・・

 

といった感じ。

 

しかも話している本人には「回線が切れたこと」が伝わらないようで、実は切れていた回線を繋ぎ直した際に「どこまで伝わったか?」がわからないために、「どこまで聞こえてたかわからないから繰り返すけど・・」と少しさかのぼって同じ話を始めるけど、また回線が切れてしまい・・

 

それでもめげずに根気よく話しているのが声から伝わってきました

 

「思っていた企画と違い待たせてゴメン」という謝罪の言葉や、新曲のこと、CDというメディアに対して思うことなどを、途切れ途切れの回線でも丁寧に話されていました

 

それでなんとか時間を繋いで(最後30分だけですが)、いよいよ初公開の時間になるとMVが流れて、そして配信が終了しました

 

アーティスト企画の配信番組は段取りが悪くオンタイムで始まらないことも多いし、内容もいまいち整理されてなくて、ファンでも見ているのが結構キツイ印象です

 

にしても、今回はホントにひどかったと思います。

 

配信予定を2時間枠で告知しておいて中身は5分のMVだけ、しかも、それを見ていなくてもその後にはオフィシャルサイトでMVが公開されて誰でも見放題です

 

こんなもの配信する意味があったのでしょうか?

 

オフィシャルでいつからMVが公開になったのか知りませんが、おそらく配信んで初公開した後すぐ~当日の日付が変わるころ、ぐらいでしょう

遅くとも翌日になればいくらでも見れるMVの為だけに、ファンを何もないイベントに集めたり、スマホに2時間貼りつかせるのは、ナメているとしか思えません

 

なにもないと途中で感じても「もしかしたら」という気持ちで貼り付いてしまうのがファン心理ってもんです

まあ、だからこそ急遽回線を繋いで本人が声を届けたんでしょうねけど。

 

米津さんは歌の感じでは中性的でアンニュイなイメージなのですが、ライブのMCを聞く限りではかなり男気のあるタイプだと思います

 そのためでしょう、ずさんな企画に対する怒りと、ファンに対する申し訳ない気持ちが入り混じった、硬い声での語りかけでした

 

なんでこんなことが起きるんでしょうねー

 

配信されていた「ヒント画像」を見ていないので詳しくはわかりませんが、100人ぐらいが集まっていたようなのでそんなに難しいクイズではなかったんでしょう

 

なら、特定して早めに来たファンに対して「配信は18:50からだからそれまでに戻ってくればいいですよ」と伝えれば済むと思うんですよね

 

なぜ現場で待たせる必要があるのでしょうか?

 

説明してもその場で待つと言い張るファンがいるかもしれませんが「ほら、ビルの壁のあれだけの高さに投影するんだから、この敷地に入れなくても充分見られるよ」と言ってあげればいいんじゃないのかなー

 

キチンと説明もせずに待たせる意味がわかりません。

 

配信もそうです

視聴人数を稼ぎたいのはわかるんですがやり方があざとすぎます

 

なんせ配信は2時間で中身は5分ですからねー

 

仕事中でたまたまその時間に休憩が取れたから「ほんのちょっとでも見たい」と思ってアプリを起動したファンもいたでしょう

 

「はあ?なにこれ??」ですよ

期待値が高いぶん怒りも大きそうです

 

 

予測が外れたり企画の詰めが甘かったり、各所の連携が取れてなかったりとか、色いろあるんでしょうけど「そりゃねーよ」って感じの配信でした

 

絶賛する記事ばかりが目について気持ちが悪かったので、実際に配信を見ていた目線で書いてみました

 

現場で待ってた人目線だとどうなるのかな?

それも興味がありますね

 

ではでは