「ハーフ」という言葉あります
「日本とアメリカのハーフ」「ロシアと日本のハーフ」などのあの「ハーフ」です
この「ハーフ」ってもちろん「半分」って意味なんですけど、なにが半分なのかあまり意識せずに使ってる気がするんです
少なくとも僕はそうでした
例えば「ポルトガルとスペインのハーフ」っていわれても「フーン、あ、そ」って感じじゃないですか?
「どことどこのハーフか知らないけど、ガイジンでしょ?」「んで、結局ナニ人なの?」って思ってしまいます
これが一転、半分が日本人だと「やっぱ白人の血が入ると顔立ちがキレイ!」とかってなりがちです
日本の芸能界で活躍されているハーフ系の方々も「日本人の血が入っている」方が殆どですし、日本人の血が入っていないハーフの方々は単純に「ガイジン」として扱われているように思います
日本が混じっているハーフ系の人は「ガイジンの血が混じった日本人」として接して、「日本語が流暢なガイジン」とは区別している感じがするんです
ちょっと気持ち悪い仲間意識ですよねー
さらにこれが、アジア系の血が混じってくると見下した感情が顔を出してきて、露骨に笑いのネタにする人まで出てきたりする
これホントにカッコ悪いと思います
白人には萎縮して、黒人は警戒して、アジア人は差別するの?
上に書いたハーフ系芸能人の方々って大体が日本人と白人系の混血です
黒人系とのハーフって、スポーツ、音楽、ダンス、あたりに限定しているんじゃないかな?
身体能力の高さでは黒人系だけど、見た目は白人系が好きってことなんでしょうか
僕も含めて、アタマが非グローバル化している日本人を象徴しているのが「ハーフ」っていう言葉だと、ふと思ったんです
便宜上使うことはあっても気をつけようって思いました
ではでは