先日、腰に違和感があって久々に接骨院に行ったのですが(腰に違和感ってメジャーリーガーみたいですね)
「あれ?なんか雰囲気変わりましたね~」とスタッフの女性に言われたのにいまいちピンとこなくて
「ほら、前はパーマで色も明るくて~」でやっと合点がいきました
去年末に来た時は髪型が違ったんですね
その頃はツーブロックで耳が隠れるぐらいの長さの髪にスパイラルでパーマをかけてけっこう明るめの色味だったハズ
今はほぼ黒髪で同じくツーブロック、耳が半分ぐらい隠れる長さのストレートヘアです
たしかに印象はガラッと変わってますけど、そりゃ9ヶ月も経てば髪型も変わるでしょ?
ってのが僕の感覚です
でもその女性の言い方は「アラフォーで髪型を変える男性がいるんですね」というニュアンスがありありと見て取れて
「髪型を変えるのって若者だけじゃないの?」と言わんばかりでした
その感覚にものすごい違和感を感じたんです
って、アラフォーでパーマかけてカラーリングしてるような男性がずっと同じ髪型をしているはすがないのでは?
いろいろ髪型を変えてる中の一つが今の髪型、って考えるほうが自然だと思うんですよね
その女性の周りにはいないタイプの人間なんでしょうか?
でもよく考えると僕の周りでもずっと同じ髪型をしてる人が圧倒的に多い
男性にかぎらず女性でも、ある時期を過ぎると「自分に一番に合ってると思う髪型をずっと続ける」人が多いみたいなんですよね
20年ぐらい髪型が変わってない人もゴロゴロいたりします
ちなみにその女性スタッフは5年ぐらい前からその接骨院で働いており
最初に見かけた時から髪型が殆ど変わっていませんし
他のスタッフもそういえば皆さんずっと同じ髪型をしています
髪の色が少し明るくなったり長さが数センチ変わったりはしてるんでしょうけど
たまにしか見ないとその変化に気づくのはさすがにムリです
ずっと同じ髪型で飽きてきたりしないのかな
髪型を変えると「似合わないかもしれない」というリスクがありますが
逆に言うとリスクはそれしかありません
放っておけば髪は伸びますから失敗してもまた元に戻せます
変化を嫌う人ってまずは髪型に変化がなくなるのかもしれませんね
そして、人間は変化しなくなると周りのどーでもいいことに敏感になります
走ってると周りの景色が流れていきますから細かい変化はあまり気になりませんが
自分自身が止まってしまうと周りのちょっとした変化が気になるんですね
「○○さんとこの息子さんが××大学に受かったらしい」
「総務の□□が35年ローンで新築を買ったんだって」
「△△さんの娘さん、離婚して出戻ったそうよ」
「営業の◇◇と経理の■■がデキてるの知ってる?」
こういうどうでもいいゴシップネタが気になりだしたら危険なサインです
周囲のどーでもいい噂やワイドショーが気になりだしたら
「自分は固まってきてるのかもしれない」と疑ったほうがいいと思います
実はずっと昔、20代の頃に僕にも髪型を気にしない時期がありました
サラリーマンができる髪型なんてバリエーションも限られていますしね
なによりある程度の年数働いて仕事を任されるようになると
「相手に不快感を与えない清潔感」が髪型を決める再重要ポイントになり
自ずとありきたりな髪型になってしまい興味がなくなっていくんです
でもその頃に「いろいろ注文をつけても料金は同じなんですよ?」
と理容師さんに言われハッとしたこと覚えています
それは言外に「髪型に興味を持ったほうが楽しいですよ」ってことで
「人生楽しまないと損ですよ」と言いたかったんだと思います
そう、そうなんですよね
「いつも通りでお願いします」って言っても
「ワックスで動きが出るように切ってください」って言っても
「左右で変化をつけてソフトなアシンメトリーにしてほしい」って言っても
当たり前ですけど料金は同じです
それに少し注文をつけるぐらいのほうがカットする側もやる気が出るみたいで
お互いハッピーになれるんですよね
それに気づかせてくれる目からウロコの一言でした
あの一言があったから今があるのかな~、と思い出しながら感慨深くなりました
そもそも20年前に似合っていた(と思ってる)髪型が本当に今でも似合っていますか?
自分も周りも見慣れて風景みたいになってしまっていて何も感じなくなってるだけだったりして
日常を退屈に感じることがもしあるのならまず最初に実行してみるといいと思います
華やいだ気持ちになるかもしれませんよ
ではでは