結果から原因を探るのが好きなんですが、自分自身のこともこの方法で考えることがあります
今の自分は過去の選択とか環境とかで作られた結果なので「なぜこうなったのか?」ってことを考えるといろいろ腑に落ちることがあるんです
ぼくはこれを「記憶の海に潜る」と呼んでいます
例えば「自分はなぜ人見知りなのか?」なんてことも、それは生まれつきなのか?それとも何か原因があったのか?
突き詰めて考えることはすごく大事だと思っています
こういった自分の嫌な部分の原因を考えるのは精神衛生上すごくいいことだと確信持っています
客観的に分析することでちゃんと受け入れることができるようになるからです
でも最初はなかなか集中力が続きません。
すぐに集中力が途切れてしまって、ふと気づくといつの間にか「目に映ったこと」を考えてたりしてるんですよね
いわゆる気が散るってやつです。
それだとなかなか深いところ(昔の記憶)まで潜れません
実際の潜水と同じなのかもしれませんね
深く潜れないと古い記憶までたどり着かないので、なかなか原因を探ることができないんです
覚えてないぐらい古い記憶が原因でないと、潜る必要もないですからね
思春期ぐらいの何かが原因ならわざわざ潜らなくても「見て見ぬフリをしてること」に目を向けるだけで済んじゃいます
まあ、それに向き合うってのも大事なことなんですけど。
慣れないうちはなかなか「考えること」に集中できないのですが、いい方法があります
それは「集中して考えることができる自分なりの環境を見つける」ことです
どういう環境なら集中して考えることができるのか?
静かな場所がいいのか?ザワザワしてるほうが集中できるのか?
明るいほうがいいのか?暗い場所がいいのか?
座ってるのがいいのか?歩いている方がいいのか?
などなど、考え事をしやすい環境を見つけるのが大事なんですね
僕の場合は単純運動をするとドンドン集中力が高まっていきます
自転車に乗る、ウォーキングをする、水泳をする、などです
玉ねぎをあめ色になるまで炒める、なんてのも結構いけました
身体が動いているのに頭を使う必要のない単純な動作だから、思考が深まるんじゃないかな
今では何もしなくても考え事ができるようになりましたが、やっぱり何か単純動作をしているほうが深みにはまれる気がしています
そうやって深い深いところまで潜ることができると、忘れてた子供のころの記憶にアクセスできるんですよね
正確に言うと、ボワ~ンとしたイメージを思い出すことができて、それが具体的にどういうものだったのか?を推測するんです
この感覚はこういう感情のイメージだから、その当時の環境を考えると、きっとこういったことだったハズ・・
って感じですね。
そうやって仮説をいくつか立てながら進んでいくと色々と映像が浮かんできて、そのうちストンと腑に落ちるタイミングがやってきます
そうか!これか!!って感じです。
これが自分にとっての正解なんだ!と感覚的につかめる感じです
一気に視界が開けてスッキリとしますので、脳内麻薬が出てるかもしれませんね
そうやって自分なりの答えが見つかると、自分の嫌な部分も客観的に見る事ができるようになります
「そうか、アレが原因でこういう自分ができたんだな~」
「嫌な部分だけど仕方ないし、うまく付き合っていくしかないか~」
ってな感じです。
そう思うだけでどれほど気持ちがラクになることか・・
人生は短いんです。
ムリして欠点を直してる暇なんかありません
そんなことしてる時間があったら長所を伸ばすほうが、よっぽど有意義な時間の使い方じゃないかな
そもそもカンタンに直らないからこそ「欠点」なんですし、肩の力を抜いて行きましょう
自分を好きになれない人には、オススメの方法ですよ
ではでは